株ニュース
No.2835「解き放たれた甲辰」
「昭和99年 ニッポン反転 『解き放て』」。
元旦の日経朝刊の見出しでした。
今年の大発会で書いたことは「下落も上昇も終わってみれば所詮、茶番の連続ということが理解できた卯年。
目先の現実から逃避のため
あるいは目先の真の材料を覆うために語られる、行ったこともない世界での恐怖。
これに惑乱されることなく本質を見極めることが求められる年になるでしょう」。
日経平均株価は史上最高値を更新。
4万円台に乗せました。
その後の怠惰な値動きも「掉尾一振」への序章だったと考えればよいでしょう。
「いちいち反応しない」という言葉が身に染みた1年でもありました。
まさに「月を指せば指を認む」。
仏教の言葉だといいます。
月を示そうと指さしても、肝心の月を見ないで指を見る。
本旨を理解しないで、文字や言葉の端々にばかりこだわる。
「言葉や文字の空を強調する教えを示したもの」と言われます。
近来の相場解釈のテーマに通じるものがあります。
明治海軍の秋山真之の才能は「さまざまに錯雑してくる状況をそのつどつど統合して解釈してゆく才能」。
簡単に言えば「要点把握」に秀でていたといわれます。
これこそが相場解釈に必要なこと。
「不要なものは洗い流し、必然なものを貯える」。
結論は「本質を見る」ということでしょう。
枝葉に翻弄されずに幹を登ることです。
高速取引に目先は負けても「ゆっくり投資」で十分。
事の本質を弁えながら、時間を有利に使っての投資で最後に勝てばいいだけのこと。
別に勝った負けたではなく「将来儲けていればいい」だけのこと。
これこそが「自分の頭で考えた投資」になることでしょう。
「勝ったものしか見えない風景」は必ずあるはずです。
そして「一流は一流を知る」。
相手の土俵でなく自分の土俵で戦うことが未来への第一歩だと思います。
令和甲辰(きのえたつ)六年相場予見
「卯」が跳ね「辰巳」は天井に
辰は架空でバーチャルだ
とはいえ草木は成長する
今欲しいのは「勇者」の明るさ
相場は韻を踏んでいる
不協和音と雑音の中
相場の下落は茶番劇
相場の上昇は戦いの末
「フェアバリュー・フェアプライス」
「騒がず、慌てず、諦めず」
高値圏でも通用する
明日の相場は今日の中
睦月 堅調
如月 軟調
弥生 反発
卯月 底値
皐月 保ち合い
水無月 次第高
文月 急続伸
葉月 反落
長月 一服
神無月 気迷い
霜月 乱調
師走 掉尾の一振
令和乙巳(きのとみ)七年相場予見
「辰巳天井」忘れずに
乙巳(きのとみ)の年は不老不死
再生・変化で柔軟に
いちいち反応しないこと
相場の生命の大極意
「わかったフリ」では儲からぬ
翻訳力こそ相場の源泉
明けの明星眺めつつ
今日の動きを先読みし
良いの明星眺めつつ
今日の相場の反省を
相場は心理の万華鏡
もっともらしさの疑問の中に
市場の真実と未来あり
曖昧模糊より旗幟鮮明
睦月 保ち合い
如月 続伸
弥生 一服
卯月 様子見
皐月 押し目買い
水無月 尻上がり
文月 反落
葉月 軟調
長月 底値模索
神無月 小動き
霜月 次第高
師走 前半高
来年のテーマは「相場の夢追い人」にしようかと思います。
「夢があるから前に進める。夢があるから強くなれる」。
そして「Mr.IR」という立場も強化しようと考えています。
課題は「後継者」。
「後継者」がいないから引退できないのは、多くの経営者と一緒。
「株式評論家育成塾」でもつくろうかと思います。
━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
12/12◇鉄建建設(1815)2,251円→2,433円 タッチ
12/13★GENKIGD(9828)3,550円→3,515円 調整
12/16☆物産(8031)3,240円→3,309円 堅調
12/18☆ウェルネオシュガー(2117)2,150円→2,235円 堅調
12/19☆大阪有機化学(4187)2,777円→2,908円 堅調
12/20★坪田ラボ(4890)408円→393円 調整
12/23☆アステリア(3853)520円→527円 堅調
12/25☆西華産業(8061)4,875円→4,850円 調整
12/27★アストロスケール(186A)808円→798円 調整
12/30★三井海洋(6269)3,315円→3,345円 調整