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株ニュース

No.2610「同じネタ」

2024/04/18

しかし毎日同じネタです。

米国の利下げ観測が後退するなか、
市場では「米長期金利が足元で急速に上昇して不安定な動きへの警戒が残っている」と個人投資家さん。
市場がいい加減なのか、報じる市場関係者が怠惰なのか。
毎日毎日、上げ下げの材料は違うのに、何年も同じ材料を蒸し返しての市場解釈。
むしろこれでよく「飽きない」ものだと感心する。
市場は生き物だから、呼吸もするし成長もする。
それを、無機質かつ数字だけを見て解釈するから十年一日のごとくなるのだろう。
朝のNYを気にするなら、素人チックなの場況よりも、ナマの数字を見る方がよほどためになる。
株価の上昇下落の要因は市場の中に必ずあるものだ。
市場関係者とは言い換えれば「他の市場関係者が言ったことに精通した素人」みたいなものなのかも知れない。
自分の意見がない他人の相場観の集約を見聞したところで何の役にも立たないような気がする。

平成相場の上昇率トップは日本電産(6594)、1988年11月大証2部、京証上場
2位はキーエンス(6861)。1987年10月29日大証1部上場
1989年12月25日東証1部上場。キー・オブ・サイエンス。

平成最後の株式セミナーを2019年4月27日に日本橋で行った。
その日のDVDを見て詳細な記録を取ってくれた投資家さんがいた。
一部抜粋。

★去年から今年にかけて起きている事象
平成の時代に脚光を浴びていたものは凋落してくる。
令和になって新たな展開になって新たにスタートしてくる。

★平成でもてはやされて凋落するもの2つ。

(1)ゴーン逮捕
日産自動車(7201)は外資系経営を取り入れたが組合を潰して私欲に走った
しかしフォルクスワーゲンを救った
トヨタ(7203)はバブル崩壊以降の経済を引っ張った
今年以降のトヨタ(7203)相場はもう一回でてくると思っています
唯一の過ちはハイブリッド車を作ってしまったこと
エンジン技術者を切れなかった。
水素の前に完全固定電池をやってくる
山形大学なんかと共同研究をしているが、ここで勝てるのは日産(7201)ではなく、トヨタ(7203)。

(2)ソフトバンク(9434)
孫さんが嫌いとかそういう話ではない
コンピュータからみではアスキーがやっていたものをソフトを含めて孫さんが取った
しかしやっていたことは投資ファンドだった
イギリスの携帯電話会社を買収できたので今の状態になっている
その後を楽天(4755)が追いかけてきた
象徴的なのは仮想通過で孫が145億円損したとニュースになっているが彼が損するわけない
サウジの10兆円ファンドが枯渇しそうな気配があるからソフトバンク(9434)の携帯子会社を売ったと考えるとつじつまが合う
もうソフトバンク(9434)の時代が終わった
ファーストリテイリング(9983)は世界マネーにちょっかいをだしていないので、そのまま残るのだろうと思っています

問題は日本の金利がマイナスになっていること
マイナス金利で国民が本来得れるはずだった利息は莫大なものになっている
景気が悪ければ増税は無しという考えを萩生田光一幹事長代行が個人の考えとして出してきた
あながち的外れではない
キャッシュレスポイント還元予算を3,000億から足りなければもっと出すと菅官房長官が言っている
日経平均1株利益1,706円まで1月落ちて、昨日1,762円まで増えてきている。
みんなが今年は不安だと言っていたところが少しずつ減ってきているということ。

欧州問題のブレグジットは想定どおりの延期
これは決まらないので数年間検討になる可能性
そんなに悪くはならないという現状

MMT(現代金融理論:Modern Monetary Theory)について
財政赤字積極容認
日銀は日銀券を発券している中央銀行がその機能を有している限り財政赤字はどんどん行ってよいというもの
日本はGDPの2倍以上借金を持っているのは一番正しい政策を行っているということ
アメリカはこれを行いたいという内容をMMTで紹介

マイナス金利をいつ無くすのかまともな金利がついていくのかが、令和のテーマ

ロボットトランスフォーメーションにより産業を再定義する
RPAとAIが有象無象でてくるが、そこでの選別が行われて残った企業が更に大きくなる時代
それが令和の時代。
インターネットの時には選別では色んなネット企業が淘汰され消えた
ホモリエモンも消えていったように

バイオ戦略について
国が行おうとしている
バイオテクノロジーは2030年にOECDのGDP約200兆円の市場形成に寄与
分野別シェア:健康・医療25%、工業39%、農業36%
全GDPに貢献する比率は2000年代の1%未満から2030年にはおよそ2.7%に成長

第一回 Healthcare Innovation Weeks
Asia-Japan2,018を10/9から19に行うという経済産業省主催のイベントが9月7日に出されていた。
これは1.2.3月のバイオバブルを示唆していたもの。

今年のテーマは量子コンピュータ
AIにしてもロボット、データベース、でいくと量子コンピュータでないと対応できない
Google IBM Alibabaがやってきている。量子技術を獲ったところが市場をリードできる
量子コンピュータについては隠れたテーマとして見ていかなければならない
NEC
ぜんぜん話が変わりますが、パイオニアの赤外線技術(250m先を認識する)、
自動運転技術で必要だということで買われてしまった。
2/26日経新聞1面、量子コンピュータ実用段階に

AI戦略
健康・医療・介護:世界の医療AIハブ
農業:スマート農業技術の現場導入
国土強靭化:インフラデータプラットフォーム
交通・物流:AIターミナル
地方創生:スマートシティ共通アーキテクチャの構築

インフラ整備
道路・空港・港湾 民主党時代にできなかったことを自民党でどんどん伸ばしていく
テーマになる

防災対策
建設から50年以上経ったものに対しても補修がどんどん行われてくる
高速道路、橋梁など
インフラ整備はなくならない
令和の日本列島改造もやってくると思います

Society5.0の実現
ドローンの点検作業、農業への本格化

海外の日本食レストランの増加
2.4万店(2006年)→5.5万店(2013年)→8.9万店(2015年)→11.8万店(2017年)に増加
農林水産省も2016年から民間団体による日本食剤サポーター店認定制度、日本料理の調理技能認定制度を推進
これで稼いでいくという意志の表れ

今、株の運用についてGPIF(公的年金)がTOP
これを抜いて日銀がTOPになるといわれている。
戦後、株式の持ち合いを解消されていった後、外国人主導により売買代金を7割を占めるようになったが、今後は日銀が主導するようになる。
ETFを元にETFを作ると日銀が言っている
永遠にETFを買い続けると言っているようなもの

金融商品取引法でマーケットは縛られている
投資家保護の場になってきた。
マーケットは資金調達の場ということが主張されるのかが境目の場になってきている

ところで・・・。
気になるのはソフトバンク。
投資ファンドの「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の動向だ。
3日のWSJ電子版では「同ファンドのIPO検討」と報じられた。
「投資拡大に向けての資金集め」というのがお題目。
しかし、サウジなど大金主からの資金が乏しくなってきたという見方もできる。
昨年末時点で投資額が565億ドル、実質バリューは665億ドルというのが公表数字。
EXITの動きが出始めるのかどうか。
あるいは新たな資金が必要なのかどうか。
ここが結構不透明ではある。
平成の時代に必要とされた投資家は令和の時代には必要がなくなる可能性は否定できない。

因みに・・・。
日本の人口(平成29年10月時点)の元号別割合。
昭和生まれが73.0%。
平成生まれが25.6%。
明治・大正生まれが1.3%。
まさに団塊の時代のような気がする。

株式市場を将棋に擬えてみれば「角行」が上から飛んできたようなもの。
これを攻めれば、おそらく長い足で斜めに逃げるのが将棋。
株式市場はどう攻めるのかが課題。
そして「角行」を「竜馬」に成らせないことがもっと重要。
どうせなら「桂馬」程度で蹴散らかすのが定石だろうか。
「歩兵」では少し失礼かもしれない。

◇━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
4/04◇POPER(5134)621円→672円 タッチ
4/05☆重工(7011)1,338円→1,384円 堅調
4/06◆ファーストA(5588)2,710円→2,241円 ロスカット
4/08◇GRCS(9250)1,787円→2,256円 タッチ
4/10☆HMT(6090)683円→683円 堅調
4/11★VIS (130A)1,781円→1,666円 調整
4/12☆フイルム (4901)3,447円→3,317円 調整
4/15★アピリッツ (4174)1,237円→1,187円 調整
4/17☆日産化学(4021)5,485円→5,503円 堅調
4/18☆バルカー(7995) 4,575円→4,610円 堅調

 

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