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NY「NYダウは過去2番目の下落幅」

2020/02/25

週末のNY株式市場で主要3指数は下落。NASDAQの下落率は約3週間ぶりの大きさだった。新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気。中国との関連性が強い半導体株が急落。

フィラデルフィア半導体(SOX)指数は3%安。投資資金が金や国債など安全資産に向かったための下落という見方だ。
2月の米PMI速報値でサービス業が49.4と2013年10月以来の低水準。製造業が50.8と19年8月以来の低水準となったことも悪材料視された。
週間ではNYダウが1.4%、S&P500が1.3%、NASDAQが1.6%の下落。

国債利回りが低下。10年国債利回りは1.472%。2年国債利回りは1.354%。30年国債の利回りが一時1.88%と昨年年8月に付けた水準を下回り過去最低を更新。10年国債利回りも一時1.43%まで下げ、16年7月に付けた過去最低(1.32%)に近付いた。

2月のユーロ圏総合PMI速報値は51.6と前月の51.3から上昇し市場予想を上回った。
「基本的に円は明らかに売られる地合い。ただ「全通貨と見なされる状況なので円はアウトパフォームする通貨の1つ」という声もある。ドル円は111円台後半。
恐怖と欲望指数は49→44。


週明けのNY株式は大幅続落。NYダウは1,031ドル(3.55%)安の27,960ドル。下落幅は2018年2月8日(1,033ドル)に次いで史上3番目の大きさとなった。

韓国やイタリアなど、中国以外で新型コロナウイルスの感染が拡大。韓国総合指数が3.87%安、伊MIB指数が5.33%安と急落。
世界同時株安の流れが強まる中でNY株式も時間外から大幅安となった。NYダウは引けにかけて下落幅を一時1,079ドルまで拡大。S&P500とともに年初来マイナス圏に沈んだ。

VIX(恐怖)指数は46.55%高の25.03と急上昇。投資家の不安感を示すとされる20を2019年10月8日以来4カ月半ぶりに上回った。「市場はリスクオフの動きが加速している」という見方だ。

FRBの利下げ期待は急速に高まった。4月のFOMCまでに利下げする確率は55.3%。先週金曜の39.7%から急上昇し4月利下げが市場のメインシナリオになり始めた。

NYダウ採用銘柄は30銘柄全部下落。アップルは5%安、マイクロソフト、アマゾンは4%安。AMDは8%安、エヌビディアは7%安。医療保険のユナイテッドヘルス・グループが8%下落。1銘柄でNYダウを160ドル押し下げた。

30年債利回りは過去最低を更新。10年国債利回りは一時1.35%と過去最低(1.32%)に迫る動き。
原油先物は約4%下落。ドル円は110円台後半。
恐怖と欲望指数は44→29に急低下。

 

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