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NY「過去最高値水準キープ」

2020/02/12

週明けのNY株式市場で主要3指数はそろって反発。S&P500とNASDAQは終値ベースで過去最高値を更新した。
「中国の春節明けで中国企業が順次操業を再開していることを好感」と都合の良い解釈だ。上昇に寄与したのはアマゾン、アルファベット、マイクロソフトなど。WTOは新型ウィルス肺炎についての懸念を示している。しかし市場は逆に中国の景気拡大策に期待した格好だ。

S&P500採用銘柄のうち324社が決算を発表。そのうち70.7%が市場予想を上回って着地。第4四半期利益は前年同期比2.3%増になるという予想だ。1月1日時点では0.3%減予想だった。

一方、債券市場では新型コロナウィルスへの警戒から国債利回りは低下。3カ月物財務省短期証券と10年債の金利差は逆転した。10年国債利回りは1.562%。2年国債利回りは1.385%。

ドル円は109円台後半。欧州株は続落。恐怖と欲望指数は57→57。

火曜のNY株式市場は小動き。NYダウは一時100ドル以上上昇。23,400ドル台をつけた場面もあった。ただ終値は0.48ドル安と小幅反落。S&P500とNASDAQは連日の過去最高値更新。

上昇幅縮小の要因は米連邦取引委員会(FTC)の大手IT企業に対する要請。「規制当局に報告していない小規模なM&Aに関する情報の提供」。これを受けてマイクロソフトが大きく下落した。

WHOのテドロス事務局長は「中国の新型コロナウイルス感染拡大は世界全体に非常に重大な脅威」とコメント。一方、中国政府の専門家チームを率いる鐘南山氏は「中国国内における新型コロナウイルスの流行は2月にピーク。4月ごろに終息する可能性がある」と予想。

また中国の習近平国家主席は「新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた対策は効果を発揮している。中国はこのウイルスとの戦いに勝利する。戦いに勝利した後は、中国は一段と繁栄する」とコメント。市場はこれらを好感した。

FRBのパウエル議長は半期に一度の議会証言。「米経済は良い位置にある。景気拡大が継続できない理由はない。現行の政策金利は適切。ただ新型コロナウイルスの動向をFRBは緊密に注視している」とコメント。

国債利回りは上昇。10年国債利回りは1.602%。2年国債利回りは1.425%。
3カ月物財務省短期証券と10年債との利回り格差は依然として逆転した状態継続。
昨年12月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数(季節調整済み)は642万3,000件。2017年12月以来の低水準となった。

ドルは対ユーロで前日に付けた4カ月ぶり高値から下落。ドル円は109円台後半。
恐怖と欲望指数は57→56。

 

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