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株ニュース

NY「落ち着いた」

2019/08/16

今年最大の下落から一夜明けたNY株式は落ち着いた格好。NYダウとS&P500種はプラス圏。ただ一時マイナスに沈んだ場面もあり元気はない。

商務省が発表した7月の小売売上高は前月比0.7%増と市場予想の0.3%を上回った。幅広い品目で売り上げが増加しており消費需要懸念は後退。第2四半期(5─7月)決算で利益と売上高が市場予想を上回り通期利益見通しも上方修正した小売大手ウォルマートが6.1%高。

一方NASDAQは続落。関税問題への懸念からネットワーク機器シスコシステムズが8.6%急落。中国の売上高が25%減少し第1四半期(8─10月)の業績見通しが市場予想を下回ったことが嫌気された。約400億ドルの損失隠し懸念からGEが11.3%下落。

ダウ輸送株指数やSOX指数の続落は明るくない。ただ引け後にエヌビディアが発表した第2・四半期決算は売上高と利益が市場予想を上回って着地。ゲーム向けおよび自動車向け半導体事業が予想よりも好調だった。時間外取引で株価は6%高。今夜これを素直に評価するかどうかが課題だ。

債券利回りは低下。30年債利回りは一時1.916%と過去最低を更新。10年国債利回りも一時1.475%まで低下。2016年7月初めに記録した過去最低の1.321%に近づく場面があった。終値ベ―スは1.501%。2年国債利回りは一時1.487%まで低下。ただ長短金利の逆転にはならず金利差はやや拡大。

FRBのパウエル議長が公の場に当局者が姿を見せることを禁じインタビューや各種会議への出席予定もキャンセルされたという一部報道。「FRBによるサプライズ的な動きを控えた当局者発言の自粛期間とも解釈できる」という見方だ。
ドル円は106円台前半。

 

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