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株ニュース

No.713「通過」

2019/07/22

週末のNY株式は反落。
「FRBは0.5%の利下げを実施する用意はない。
だが世界的な経済成長の鈍化や通商面の不確実性を考慮すると将来的には追加利下げの可能性がある」
このWSJ紙の報道を嫌気したとの解釈。
ないものねだりの傾向がある市場の過敏な反応という印象だ。
前日はNY連銀のウィリアムズ総裁の発言で大幅利下げへの期待感が高まっていた。
その反動とも考えられよう。
7月FOMCでの0.5%利下げ確率はウィリアムズ総裁の発言を受け木曜は71%に急上昇。
金曜は2.5%まで低下。
0.25%までも問題はないと思われるが不思議な反応だ。
「オプションSQだったことが市場の反応を増幅させた可能性がある」という見方もある。
月末のFOMCを前に20日からは情報発信を控えるブラックアウト期間入り。
しばらくは利下げが話題から遠ざかる可能性もあろうか。
マイクロソフトの好決算やボーイングの上昇は見えないフリ。
週間ではNYダウが0.64%、S&Pが1.23%、NASDQQが1.19%。
それぞれ下落。
10年国債利回りは2.05%台。
ドル円は107円台後半で推移。

週末の日経平均は寄り付き100円高、大引け420円高と大幅反発。
日足は5日ぶりの大陽線。
木曜の下落分422円に対して420円高でほぼ取り戻した格好だ。
「上方に出来た“離れ小島”に橋を架け、来週以降に希みをつないだ格好。
売りポジションを一旦解消、選挙前にニュートラルに戻した格好」という見方だ。
木曜は東証1部の96%(2,075銘柄)が下落。
金曜は93%(2,007銘柄)が上昇。
225採用銘柄では木曜221銘柄が下落。
金曜220銘柄が上昇。
極端から極端へと閑散小動きの凪相場が珍しく波立った」という声が聞こえる。
値上がり2,007銘柄、値下がり102銘柄。
新高値24銘柄。新安値51銘柄。
騰落レシオは99.81。
26週線(21,295円)、13週線(21,400円)、25日線(21,420円)、
75日線(21,439円)、5日線(21,440円)。
「テクニカル的節目をまとめて上回ったとで先に期待をつなげた」という見方もある。
週間では218円の下落。
7月2日に21,784円まで上昇した後、2週連続安。
週足は7週ぶりに陰線。
SQ値21,742円は5日連続「幻」
むしろ6月メジャーSQ値21,060円を意識した動きという感じだ。
NTレシオは13.73倍。
25日線からは0.7%のプラスかい離。
200日線からは0.4%のマイナスかい離。
サイコロは6勝6敗で50%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.197%。
買い方▲10.895%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.489%。
買い方▲14.156%。
空売り比率は42.8%で89日連続40%超。
日経HVは14.8、日経VIは14.59。
日経平均採用銘柄のPERは12.02倍でEPSは1,785円。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比115円安の21,265円。
高値21,445円、安値21,090円。
一目均衡の雲の上限は21,326円。
8月19日に白くねじれているのは期待感。
週足の雲の上限21,698円が重い。
日足の勝手雲の上限は21,518円、下限は21,354円。
「雲間に薄日」の予感の週だが…。
気学では「変化注意日」
火曜は「初め安いと後高の日。悪目買い方針良し」
水曜は「不時の高下を演ずる日」
木曜は「変化をみる重要日」
金曜は「転換注意日。後場の足取りに注意肝要」

参院選は通過。
与党過半数で改憲勢力は3分の2に届かなかったっという結果。
消費増税は信任されたとして、焦点は経済対策になってくるのだろう。
事前から指摘されていた関門は「貿易摩擦問題、円高トレンド」
そもそも憲法改正は市場の材料にはほとんどならないもの。
だから、選挙通過で通商為替問題がクローズアップという見方なのだろう。
「政権の安定」は評価せずに、外の問題ばかりをクローズアップする思考法は変わっていない。
結局、市場が監視すべきは「実務がどれだけ進むか」ということ。
市場は理念では動く場所ではないのでこれが一番重要となる。
興味深いのは参院選後に先送りされた「年金等に関する」財政検証。
そして「この先10年程度は消費増税はない」という首相の思考法。
それでは満足できないのが市場でもあるが…。

NYダウは68ドル安の27,154ドルと反落。
NASDAQは60ポイント安の8,146ポイント。
S&P500は18ポイント安の2,976ポイント。
ダウ輸送株指数は68ポイント高の10,604ポイント。
SOX指数は0.20%上昇。
VIX指数は14.45。
3市場の売買高は62.5億株。
225先物CME円建ては大証日中比115円安の21,285円。
ドル建ては大証比110ポイント安の21,270ポイント。
大証夜間取引終値は日中比70円安の21,310円。
ドル円は107.70円。
10年国債利回りは2.056%。

225先物は野村・メリル・ドイツ・シティ・三菱・クレディ・GSが買い越し。
アムロ・みずほ・UBS・パリバ・ソジェン・楽天が売り越し。
TOPIX先物はクレディ・ドイツ・シティ・モルスタ・バークレイズ・みずほが買い越し。
ソジェン・パリバ・野村・GS・JP・大和が売り越し。

テクニカル的には大東建託(1878)、デジア(2326)、
ユーグレナ(2931)、ココカラ(3098)、セック(3741)、
コムチュア(3844)、信越化(4063)、応化工(4186)、
レッグス(4286)、NRI(4307)、ペプチド(4587)、
日ペ(4612)、日オラクル(4716)、ライオン(4912)、
コーセー(4922)、冶金工(5480)、エンビブロ(5698)、
アルインコ(5698)、M&A(6080)、ネットマ(6175)、
不二越(6474)、ベイカレント(6532)、アドバンテスト(6857)、
レーザーテク(6920)、イントラスト(7191)、曙ブ(7238)、
アズワン(7476)、アサヒインテック(7747)、SHOEI(7839)、
フランスベッド(7840)、オリックス(8591)、京阪神(8818)、
カチタス(8919)、JR西(9021)、ハマキョウ(9037)、
ニチイ学館(9792)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
★ヒビノ(2469)
ヒビノに注目する。
同社はコンサート等の音響・映像サービスを提供するファブレスメーカー。
放送局やネット企業で音響の更新・新設需要は増加基調。
五輪需要に期待感。
「コト消費」のトップランナーだ。
M&A効果もあり業績は好調。
(2,613円)
チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=2469

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
7/01◇サムティ(3244)1,648円→1,695円 タッチ
7/03◇グレイス(6541)2,585円→2,866円 タッチ
7/04★NTT(9432)5,109円→5,081円 調整
7/08◆ウェルビー(6556)1,893円→1,818円 ロスカット
7/10★ヤクルト(2267)6,340円→6,260円 調整
7/11☆ソーシャルワイヤ(3929)868円→871円 堅調
7/12★ラ・アトレ(8885)677円→646円 調整
7/17★EJHD(2153)1,287円→1,272円 調整
7/18◆デルタフライ(4598)1,796円→1,633円 ロスカット
7/19☆アンジェス(4563)642円→667円 堅調

 

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