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NY「S&P500は6,000ポイントを目の前にして失速」
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。S&P500は6,000ポイントを目の前にして失速。
テスラはイーロン・マスクCEOとトランプ氏との間で公の確執が激化し14%以上下落。
トランプ氏とマスク氏が言葉の応酬を始めてからテスラの時価総額は約1,500億ドル減少。
トランプ氏と習主席は電話会談を行い、両国間で高まる貿易摩擦やレアアース(希土類)を巡り議論。
両氏が互いをそれぞれの国に招待したという報道は好感された。
バーボン「ジャックダニエル」を製造するブラウン・フォーマンが約18%下落。
通期の減収減益見通しが嫌気された。
日用品大手P&Gは今後2年間で全従業員の約6%に当たる7,000人を削減すると発表。株価は1.9%下落。
合算出来高は173億株と増加。
4月の貿易赤字は前月比55.5%減の616億ドル。縮小幅は過去最大となった。
市場予想は700億ドルの赤字だった。
モノの貿易赤字は46.2%減の874億ドル。2023年10月以来の低水準を記録。減少幅は過去最大となった。
4月の輸入は過去最大の16.3%減の3,510億ドル。モノの輸入は過去最大の19.9%減の2,779億ドル。
輸出は3.0%増の2,894億ドルと過去最大を記録。モノの輸出は3.4%増の1,905億ドルと過去最大となった。
2025年1─3月期の非農業部門の労働生産性改定値は年率換算で前期比1.5%低下。
速報値の0.8%低下から下方修正、24年10─12月期の1.7%上昇から急落した。
前期比で低下するのは、22年4─6月期以来。市場予想では0.8%低下を見込んでいた。
前年同期比は1.3%上昇だった。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比8,000件増の24万7,000件。
昨年10月以来7カ月ぶりの高水準。2週連続で増加。市場予想は23万5,000件だった。
週間継続受給件数は3,000件減少し190万4,000件。
2年国債と10年国債の利回り格差は0.467%。
10年国債利回りは4.390%。5年国債利回りは3.989%。2年国債利回りは3.920%。
30年国債利回りは4.880%。
ECBは予想通り政策金利を0.25%引き下げ。
預金金利を2.00%とした。 過去1年で8回目の利下げとなる。
ECBのラガルド総裁は「利下げサイクルは終わりに近づいている」との見方。
ユーロは対ドルで一時、6週間ぶりの高値となる1.1,495ドルまで上昇した。
米財務省は半期ごとの外国為替政策報告書を公表した。
「為替操作国」に認定した貿易相手国・地域はなかった。
為替操作をしていないか注視する「監視リスト」にアイルランドとスイスを追加。
中国を為替操作国に認定はしなかった。
しかし中国は「主要貿易相手国の中でも為替政策やその慣行に関する透明性の欠如が際立っている」と指摘。
「監視リスト」に掲載された国・地域は、中国、日本、韓国、台湾、シンガポール、ベトナム、ドイツ、アイルランド、スイスの9カ国・地域。
ドル円は143円台半ば。
WTI原油先物7月限は前日比0.52ドル(0.83%)高の1バレル=63.37ドル。
金先物8月限は前日比24.10ドル(0.71%)安の1オンス=3,375.10ドル。
ビットコインは2.5%安の10万2,061.52ドル。
SKEW指数は141.60→137.46→140.09。
恐怖と欲望指数は54→58。
昨年10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。4月8日の3がボトム。

