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NY「不安定ながら反発」
木曜のNY株式市場で主要3指数は不安定ながら揃って反発。ただ主要指数は日中高値を下回って引けた。
米控訴裁判所(高裁)はトランプ大統領の広範な関税を復活させる判断を下した。
6月5日までに、行政には6月9日までに回答するよう指示した
ただ「市場はこの材料を消化した」との解釈。
昨日決算を発表した半導体大手エヌビディアが3.2%上昇。ボーイングは3.3%高。
顧客管理ソフト大手セールスフォースは通期の売上高と調整後利益の見通しを上方修正したが3.3%下落。
家電量販大手ベスト・バイが7.3%安。
第1四半期の実質GDP改定値は年率換算で前期比0.2%減。速報値の0.3%減からは上方修正された。
ただ米経済がマイナス成長に陥るのは2022年第1四半期以来3年ぶり。
第1四半期の企業利益は前期比1,181億ドル減少。24年第4四半期は2,047億ドル増加していた。
4月の中古住宅販売仮契約指数は71.3。前月から6.3%低下した。
市場予想は1.0%低下だった。前年同月比では2.5%低下。
4月時点の30年固定金利住宅ローン金利は6.81%。3月は約6.65%だった。
週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万4,000件増の24万件。
3年半ぶりの高水準となった。市場予想は23万件だった。
週間継続受給件数は2万6,000件増加し191万9,000件。
9月FOMCで政策金利を0.25%引き下げる確率は53%。28日は48%だった。
また、年内に0.25%の利下げが計2回実施されるとの見方。
10年国債利回りは4.425%。5年国債利回りは4.000%。2年国債利回りは3.992%。30年債利回りは4.924%。
ドル円は144円台前半。一時は5月15日以来の高値である146.28円に達した。
WTI原油先物7月限は前日比0.90ドル(1.46%)安の1バレル=60.94ドル。
金先物8月限は前日比21.50ドル(0.65%)高の1オンス=3,343.90ドル。
SKEW指数は148,89→137.65→137.26。2月18日の183は4月急落の伏線だったという後講釈も聞こえる。
恐怖と欲望指数は64→64。
昨年10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。4月8日の3がボトム。

