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株ニュース

No.2881「加重平均と指数ベース」

2025/03/13

日経平均には2つの種類がある。
「加重平均」と「指数ベース」だ。
《計算式》
-----------------------------
PER(加重平均)=時価総額合計÷予想利益合計
PER(指数ベース)=日経平均株価÷日経平均EPS(一株当たり当期純利益)
日経平均EPS=(予想1株利益×50÷みなし額面)÷除数
-----------------------------
-----------------------------
PBR(加重平均)=時価総額合計÷自己資本合計
PBR(指数ベース)=日経平均株価÷日経平均BPS(1株当たり純資産)
日経平均BPS=(1株純資産×50÷みなし額面)÷除数
-----------------------------
「加重平均」は時価総額の大きい銘柄の影響力が大きい。
「指数ベース」は日経平均の構成比率の大きい銘柄の影響力が大きいことになる。

通常の日経平均は「加重平均」ではなく「指数ベース」で算出されている。
ファーストリテイリング(9983)の影響が大きい。
しかし「加重平均」だとトヨタ自動車
(7203)の影響が大きい。
異なる算出方法の物差しで測っていることになる。

昨年は結構明るい替え歌で行けたのだが・・・。
今年の春は様相が異なる。

「なごり株」

寄付きを待つ株の横で僕は
株価を気にしている
季節はずれの高値に遭遇
兜町で見る赤札は久しぶりねと
うれしそうに君がつぶやく

戻り高値も来るときを知り
嘆き過ぎた危機感のあとで
今、春が来て株はきれいになった
去年よりずーっと高値になった

動き始めた板の前に顔を付けて
株は何か言おうとしている
先物の買い板が薄くなり下げることが
怖くて「ENTER」を押せなかった

時が行けば塩漬けの株も
元に戻ると気付かないまま
今、春が来て株はきれいになった
去年よりずーっと高値になった

君が去った市場に残り
上げては戻る板を見ていた
今、春が来て株はきれいになった
去年よりずーっと高値になった

「なごり株」

寄付きを待つ株の横で僕は
値段を気にしている
季節はずれの高値に遭遇
兜町で見る赤札は久しぶりねと
うれしそうに君がつぶやく

戻り高値も来るときを知り
嘆き過ぎた危機感のあとで
今、春が来て株はきれいになった
去年よりずーっと高値になった

動き始めた板の前に顔を付けて
株は何か言おうとしている
先物の買い板が薄くなり下げることが
怖くて「ENTER」を押せなかった

時が行けば塩漬けの株も
元に戻ると気付かないまま
今、春が来て株はきれいになった
去年よりずーっと高値になった

君が去った市場に残り
上げては戻る板を見ていた
今、春が来て株はきれいになった
去年よりずーっと高値になった

「もうすぐ相場ですね」

雪が溶けて川になって流れていきます。
成長株の子が恥ずかしげに顔を出します。
もうすぐ春ですね。
ちょっと気取ってみませんか。

株価が上がってあたたかさを運んできました。
新値銘柄が、次の新値を運んできました。
もうすぐ春ですね。
市場に戻ってみませんか。
泣いてばかりいたって幸せはこないから。
暗いチャートを捨てて出かけませんか。
もうすぐ春ですね、株に戻ってみませんか。

マーケットでは投資家たちが楽しそうです。
雲をはねて株価が顔を出します。
もうすぐ春ですね、マーケットに戻ってみませんか。
安値を蹴って小さな株価が飛んでいきます。
もうすぐ春ですね。
株を再開しませんか。
別れ話したのは、08年のことでしたね。
ひとつ大人になって忘れませんか。
もうすぐ春ですね、相場に戻ってみませんか。

《兜町落語》

「雛鍔」

植木屋の熊さんが武家屋敷の庭で仕事をしている.
若さまがチョコチョコと出てきた。
後にはお供の三太夫らがついている。
若さまは庭に落ちていた穴あき銭を拾って「これは何か」と三太夫に聞いた。
三太夫は銭だとは教えられず、逆に「若さまは何だと思うか」と聞き返しした。

若さま「丸くて四角い穴が開いている。
表には文字が書いてあり、裏には波形がある。
これはお雛さまの刀の鍔か」と答えた。
三太夫「それは不浄な物ゆえ、お捨てなさいまし」
若さまは銭をポイと投げ、駆け出して行ってしまった。

長屋に帰った熊さんはこの話をかみさんにする。
ガキの金坊とお屋敷の若さまは同じ八歳だが大違い・
「金坊は親の顔を見れば銭くれ、小遣いくれとうるさい」なんて愚痴っていると、
金坊はちゃんと熊さんの後ろで聞いている。
「外で遊んで来い」。
「遊びに行くから銭くれ」とせがむ。
「くれなきゃ、ぬか味噌ん中に小便するぞ」と脅迫。
本当にやりかねないので、かみさんが銭をやるとすぐに外へ飛び出して行った。

そこへお店の旦那がお屋敷の仕事が済んだら店の方にも来てくれと催促に来た。
羊羹とお茶を出し、言い訳をしていると、いつの間にか金坊が帰って来た。
羊羹を狙っているのかと思いきや、穴あき銭を振りかざして、
「こんなもーの拾ーた、こんなもーの拾ーた」と騒ぎ始めた。
また変な物を拾って来たのだろうと「捨てちまえ」。

「丸くて四角の穴が開いて、表には字が書いてあって、裏には波がついている。
これはお雛さまの刀の鍔か」。
抜けぬけと、わざとらしくやり出した。

これを聞いたお店の旦那は、うちの孫はいつも銭をくれとせがむのに、職人の熊さんの子どもは銭を知らないのかと感心する。
調子に乗った熊さん「女房がお屋敷奉公していたので、銭のような不浄なものは持たせないので」、

旦那「栴檀は双葉より芳し、末頼もしい子を持って幸せだ。いくつだい?」
熊さん「へえ、本年お八歳に相なります」
旦那 「いい子だ、小遣いをあげよう。と言っても銭を知らないか。今度来るとき
手習いの道具を買って来てそろえてあげよう」
熊さん 「ありがとうございます。やい、いつまでもそんな汚い物持ってないで、
早く捨てちまえ」

金坊 「やだい、これで焼き芋買うんだい」

 

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