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NY「急落し恐怖と欲望指数は20→15」
週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の大幅反落。
トランプ大統領は9日に放送されたFOXニュースの番組に出演。
「年内の景気後退入りを想定しているか」との質問に対し
「われわれは非常に大きなことを実行している。一定の経過期間が存在する。
少し時間はかかるが、われわれにとって必ず素晴らしい事態になると思う」と述べた。
関税政策で米国が景気後退に陥るか直接的な言及を避けた格好。
「関税合戦の激化や米政府機関閉鎖の可能性が背景。
経済が景気後退に陥るという懸念が強まった」との解釈。
ただトランプ大統領も実は関税問題の米国景気ヘの影響を憂慮していると読めないこともない。
ナスダック総合は4%安。S&P500はは2.7%安。
S&P500は昨年12月18日以来、ナスダックは2022年9月以来の大幅な下落率。
S&P500は2月に付けた終値での過去最高値から8.6%下落。
23年11月以来初めて、支持線として注視される200日移動平均線を割り込んだ。
「日銀の追加利上げ観測を背景とした円キャリー取引の巻き戻しがなど大型ハイテク株の売りの一因」。
そういう声もある。
議会は閉鎖回避に向けてつなぎ予算可決を目指している。
米政府機関閉鎖の可能性を巡る懸念も不安定要因となった
VIX(恐怖)指数は終値として昨年8月以来の高水準。
テスラが15.4%急落。コインベースが17.6%、マイクロストラテジーが16.7%下落。
10年国債利回りは4.218%。5年国債利回りは3.975%2年国債利回りは3.889%。
ドル円は147円台前半。
WTI原油先物4月限は1.01ドル(1.51%)安の1バレル=66.03ドル。
ビットコインは5.53%安の7万8,488.64ドル。
イーサは6.99%安の1,905.10ドル。一時、23年11月以来の安値を付けた。
SKEW指数は137.65→139.94→146.04。
恐怖と欲望指数は20→15。10月18日の75がピーク(2023年10月5日が20)。3月6日の17がボトム。