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NY「主要3指数はいずれも昨年11月6日以来の上昇率」
水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
12月の消費者物価指数(CPI)がインフレ懸念をやや和らげる内容となったことを好感。
主要3指数はいずれも昨年11月6日以来の上昇率。小型株指数であるラッセル2,000も1.99%上昇した。
ベージュブックでは昨年11月下旬から12月にかけて経済活動は小幅増加。
雇用は増加し、物価は緩やかに上昇した。
JPモルガンは1.97%、ウェルズ・ファーゴは6.69%上昇。
ゴールドマン・サックスも6.02%高でNYダウを約214ポイント押し上げた。シティグループは6.49%高。
イスラエルとイスラム組織ハマスのパレスチナ自治区ガザでの停戦合意も市場の安堵感につながった。
12月のCPIは前年比2.9%上昇。伸びは前月の2.7%から加速し。7月以来の大幅な伸びとなった。
ただ、変動の大きい食品とエネルギー成分を除くコアCPIは、前年比3.2%上昇、前月比0.2%上昇。
伸びはともに11月の3.3%上昇、0.3%上昇から鈍化。「物価上昇圧力が緩和されつつある兆候」と解釈された。
今月のFOMCで利下げが一時停止されるとの見方は完全に織り込まれた格好。
年内の利下げ幅は0.38%。前日は約0.26%だった。
2年国債と10年国債の利回り格差は0.387%。前日の0.423%から縮小した。
10年国債利回りは4.655%。5年債利回りは4.450%2年国債利回りは4.268%。
ドル円は156円台半ば。日銀植田総裁の一般的な「利上げ検討」発言に反応した格好。
WTI原油先物2月限は2.54ドル(3.28%)高の1バレル=80.04ドル。
2024年8月中旬以来、約5カ月ぶりに80ドル台に乗せた。
SKEW指数は170.55→167,67→163.54。
恐怖と欲望指数は26→29。10月18日の75がピークだった。(2023年10月5日が20)。