株ニュース
NY「6日ぶりに反発」
2019/03/12
週明けのNY株式は6日ぶりに反発。FRBのパウエル議長がテレビ番組で「政策金利は景気をふかしも冷やしもしないほぼ中立水準にある。利上げを急ぐ必要はない」とコメント。世界景気の減速懸念で悪化した投資家心理が上向いたとの解釈だ。
朝方発表の1月の米小売売上高が市場予想を上回ったのも好感。「大きく落ち込んだ12月分はさらに下方修正されたが1月が回復したことが心理面で相場の支え」との見方だ。
バンカメが投資判断を引き上げたアップルが急伸。一方、NYダウ採用銘柄ではエチオピア航空のB737が墜落したボーイングが下落。1銘柄の下落寄与度は153ドルだった。アマゾンやファイスブックなども上昇しNASDAQは150ポイント近く上昇。
続落記録を更新していたDJ輸送株指数は12日ぶりに反発。ラッセル2000も持ち直した。「焦点は『押し目買い』の持続性」という格好だ。
10年国債利回りは2.64%水準。ドル円は111円台前半で推移。VIX(恐怖指数)は14.38に低下。