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NY「上げ下げの時間軸を感じることが重要」

2024/08/02

「金利の低下は景気悪化の裏返しにようやく気が付いて急落」

木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅急落。NYダウとS&P500は1%超、ナスダック総合は2%超下落。
背景は「予想以上のペースで景気が減速している可能性」。
金利の低下は株式市場への恩恵ではなく景気への重荷ということがようやく直視された印象。

メタは4.82%高。ただメタの決算など吹き飛んでしまった。
アマゾンは1.56%安、引け後に発表した決算と業績見通しを受け、時間外取引で4.47%下落。
アップルは1.68%安。エヌビディアは6.67%安。

アームは15.72%、クアルコムは9.37%急落。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)は7.14%安と2020年3月以来の大幅な下落率。

バイオ医薬品のモデルナが21.01%急落。小型株で構成するラッセル2,000が3%急落。
恐怖(VIX)指数は4月以来の高水準に接近。
引け後に発表されたインテルの決算では、弱気な見通しが示され、株価は時間外で下落、

7月のISM製造業景気指数は46.8。6月の48.5から低下し、昨年11月以来8カ月ぶりの低水準。
50を4カ月連続で下回った。市場予想は48.8への上昇だった。

先行指標となる新規受注指数は47.4に低下。6月は49.3だった。
生産指数は6月の48.5から45.9に低下。価格の指標は6月の52.1から52.9に上昇。

6月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.3%減と市場予想(0.2%増)に反し減少。
住宅ローン金利の上昇を背景に一戸建て住宅の建設が落ち込んだ。
5月分は0.4%減と、前回発表の0.1%減から下方修正。6月は前年同月比では6.2%増。

週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万4,000件増加の24万9,000件。
昨年8月以来の高水準。市場予想は23万6,000件だった。週間継続受給件数は3万3,000件増の187万7,000件。

7月に発表された米企業の人員削減数は47%減の2万5,885人。
年初来の人員削減数は46万530人となり、前年同期比4.4%減少。
7月の採用数は3,676人。年初来では7万3,596人で、2012年以来の低水準。

国債利回りは急低下。2年国債と10年国債の利回り格差はマイナス0,20%。
10年国債利回りは3.981%。6カ月ぶり低水準となる4%割れ。
5年国債利回りは3.843%。2年国債利回りは4.156%。

中東の地政学的緊張の高まりを受け、安全資産としてのドルへの投資妙味が高まったとの解釈でドルは上昇。
イングランド銀行(中央銀行)が4年5か月ぶりに利下げに踏み切ったことを受け、ポンドは下落。
ドル円は149円台前半。

WTI原油先物9月限は1.60ドル(2.05%)安の1バレル=76.31ドル。
ビットコインは2.68%安の6万2,848ドル。

SKEW指数は127.31→136.69→132.23。
恐怖と欲望指数は52→40。(昨年10月5日が20)。

 

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