株ニュース
NY「明るい経済指標に感謝」
2019/11/28
NY株式市場は続伸。主要3指数は3日連続の過去最高値更新となった。
第3四半期の実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比2.1%増。速報値の1.9%増から上方修正。前期から伸びが加速した。市場予想は1.9%増。
在庫投資が予想以上に底堅かったほか、設備投資は落ち込みが緩むなど底入れの可能性を示唆した。経済成長を見る上でより良い手法とされるGDPとGDIの平均は2.3%増。第2・四半期の1.4%増から加速。
個人消費支出は前月比0.3%増となり第4四半期も緩やかな経済成長が続くことを示唆した。耐久財受注は民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比1.2%増。1月以来9カ月ぶりの大幅な伸びとなった。
ほとんど話題にならない地区連銀経済報告(ベージュブック)。「米経済が10月から11月中旬にかけて緩やかに拡大した。成長見通しはおおむね明るく労働市場は全国的に引き続き逼迫している。物価は小幅なペースで上昇した。一部の調査先は現在の成長ペースが来年も続く」とした。
感謝祭前日で商いは薄く3市場の売買高は55.7億株(過去20日平均は70.6億株)。
10年国債利回りは1.767%。2年国債利回りは1.627%。
底堅い米経済指標を手掛かりにドルが買われた。ドル円は109円台半ば。
恐怖と欲望指数は69→78に上昇。1年前は19だったから大きな違いだ。