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株ニュース

No.831「進歩」

2019/11/25

週末のNY株式市場で主要3指数はそろって反発。
トランプ大統領は米中合意が「非常に近い可能性がある」とコメント。
中国の習近平国家主席も通商合意の取りまとめに意欲を示した。
加えてトランプ大統領が香港人権法案への署名を明言しなかったことも好感した。
通期利益見通しを引き上げた高級百貨店のノードストロームが10.6%急騰。
一方でテスラが6%下落。
製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.2と10月の51.3から上昇。
4月以来7カ月ぶりの高水準を付けた。
市場予想は51.5だった。
サービス部門PMIも51.6と10月の50.6から上昇。
市場予想の51.0を上回った。
一方ユーロ圏ではIHSマークイット発表の11月総合PMI速報値が50.3と前月の50.6から低下。
10年国債利回りは1.770%。
2年国債利回りは1.616%。
ドル円は108円台半ばでの推移。
恐怖と欲望指数は70→69に低下。

週末の日経平均は寄り付き8円安、大引け74円安と4日ぶりの反発。
「3日続落で短期的な過熱感が後退」との見方から一時23,219円(180円高)まで上昇した場面もあった
ただ米中貿易交渉などの不透明要因もあり上値は限定的だった。
下向きの5日線23,201円が上値を抑え2線(23041)がサポートした格好。
週間では日経平均が0.8%安、TOPIXは0.3%安。
日経平均は週間では約190円下落。
週足は2週連続陰線。
マザーズ指数が4.1%高と逆行高。
週末値(888)で26週線(876)を上回っており、すぐ上に52週線(894)。
「今年はまだ52週線を上回ったことはない。
ブレークできれば上昇に弾みがつく展開に期待」という声もある。
日経ジャスダック平均も週間で上昇し年初来高値を更新した。
東証1部の売買代金は1兆9,032億円。
値上がり1,079銘柄、値下がり952銘柄。
新高値105銘柄と3ケタ復活。新安値3銘柄。
騰落レシオは113.01と低下。
NTレシオは13.67倍。
25日線からは0.31%、200日線からは7.27%のプラスかい離。
サイコロは勝6勝6敗で50%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.931% 。
買い方▲7.670%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.600%。
買い方▲13.213%。
空売り比率は43.6%で4日連続40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は5.7%。
日経HVは9.9、日経VIは15.18。
日経平均採用銘柄のPERは13.94倍。
EPSは1,658円。
PBRは1.14倍。
BPSは20,274円。
シカゴ225終値は大証日中比35円高の23,165円。
高堰23,205円、安値23,030円。
気学では「変化日。前場引け尻の足取りに注意肝要」。
月曜は「吹き値売り方針の日」。
火曜は「人気に逆行して前後場歩調を変える日」。
水曜は「前日来の足取りに変化を見せる日」。
木曜は「上寄りすると後下押す日。逆に下放れると戻す」。
金曜は「後場高の日。前場安は買い狙い良し」。
12月は「翌年へ期待。強気に買い進めよ。春を楽しみに」。
月足陽線基準は22,850円で3ヶ月連続陽線の可能性は高い。
ただ2015年5月以来3カ月連続で月足は途絶えている。
年足陽線基準は19,665円。
勝手雲の上限が23,300円、下限が23,008円。
11月SQ値23,637円が欲しい局面。
「11月最終週は株高のアノマリー」に期待。

色々と考えさせられた週末だった。
まずは金曜夜のある雑誌での座談会。
4名の投資家さんとの2時間の座談会だったが、意外だったのは「配当重視」の姿勢。
退職金の運用をしている投資家さんの投資スタンスは「毎月配当狙い」。
値上がり益よりも配当だという姿勢は結構新鮮だった。
一方で、値上がり益については「2倍で売る」、「3割で売る」、「10%で売る」とマチマチ。
ただ投資姿勢がかなりしっかりしていることが印象に残った。
「わからないものには手を出さない。だからAIとかIoT関連とかは投資対象にしない」。
そういう言葉もあった。
また優待については「税金がかからないので嬉しい」という声と「本業の優待が魅力」との声。
こちらは様々だった。
そういえば土曜のIRセミナーでのティア(2485)。
お米の優待は今期で廃止。
その代わり配当は年11円→年20円に増配。
配当による積極的株主還元の方向が出たきたということ。
お米とキャッシュ。
どう考えてもキャッシュだと思うのだが・・・。
そして建機のヤマシンフィルタ(6240)。
中国のインフラ投資は拡大しているとの話。
GDPの伸び率が低下している以上、国策による景気刺激は更に必要。
そして一帯一路政策も拡大基調。
観測記事などとは異なる動きだ。
土曜の日経朝刊では「中国・三一重工、建機3強に」の見出し。
キャタピラー、コマツと肩を並べる位置になってきたとの指摘。
7月→9月の日本の建機メーカーの業績不振の背景は三一の台頭の影響との見方もある。
ここで興味深い問題は「最先端と実需のかい離」だろうか。
メーカーは売り手の論理で「5Gだ、自動運転だ、環境配慮だ」と高価格ハイテク路線。
「いいものは求められる」との思考だ。
しかし現場は「価格はソコソコ、レベルもソコソコ」が欲しい。
このかい離を埋めない限り、半導体や家電で起こったことは建機でも起こるに違いない。
今朝の日経春秋で書かれていたこと。
「旧石器人は未知の土地での獲物の探索と勝手知ったエリア内で獲物の居場所を予測し仕留める行動を並行。
今の企業は激しさを増すイノベーションの種を求め、土地勘のない分野にも進出。
技術や人材を取り込む必要がある。
同時に目先の利益を確保するには、これまでの経験を踏まえた製品改良や改革が欠かせない。
旧石器時代同様、両刀使いが生存の条件だ」。
これは建機の世界だけではなかろう。
土曜のIRでの大阪のフルサト工業(8087)。
鉄骨建築用副資材の大手。
機械商社が成長し自動車生産向け工具へ展開。
FAを通じての自動化やAIなども視野に入っている。
まさに伝統と進化。
企業も投資家さんも進歩していると考えさせらた週末だった。

量子計算機の行程表を政府がまとめたとの報道。
20年後には、幅広い計算に利用できる量子コンピューターを開発するというのが目標となった。
ただ予算は300億円。
米国は5年で1,400億円。
EUは約1,200億円規模のプロジェクトを開始。
少し見劣りはするが、一歩前進だろうか。

NYダウは109ドル安の27,875ドルと4日ぶりの反発。
NASDAQは13ポイント高の8,519ポイントと3日ぶりの反発。
S&P500は6ポイント高の3,110ポイントと4日ぶりの反発。
ダウ輸送株指数は103ポイント安の10,785ポイント。
SOX指数は0.00%。
VIX指数は12.38。
3市場の売買高は約59.6億株(直近20日平均は70.3億株)。
225先物CME円建ては大証日中比35円高の23,165円。
ドル建ては大証比日中比40円高の23,170円。
大証夜間取引終値は日中比30円高の23,160円。
ドル円は108.64円。
10年国債利回りは1.770%。
2年国債利回りは1.616%。

テクニカル的には高松(1762)、学情(2301)、
BEENOS(3328)、あさひ(3333)、シップ(3360)、
テンポイノ(3484)、システム情報(3677)、日本アジア(3751)、
チェンジ(3962)、CAC(4725)、日本エンター(4829)、
高純度(4973)、日ヒューム(5262)、ニチアス(5262)、
平河ヒュー(5821)、ウィル(6089)、東芝機械(6104)、
パンチ(6165)、日ピス(6461)、IMAGICA(6879)、
原田工業(6904)、日野(7205)、極東開発(7226)、
サイゼリア(7581)、前田工繊(7821)、ニフコ(7988)、
内田洋行(8057)、明和産(8103)、モス(8153)、
三谷産(8285)、水戸(8622)、USENNEXT(9418)、
燦(9628)、ドーム(9681)、JBCC(9889)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇

フルサト工業(8087)・・・動兆

フルサト工業に注目する。
同社は鉄骨建築用副資材が中核。
機械商社、自動車生産向け工具も展開。
セキュリティ監視カメラやAI分野など拡大基調。
創業60年の伝統と進化が同居。
中小企業への自動化導入支援などは日本の中小企業の応援団だ。
PER8倍台、PBR0.5倍台は割安。
(1,685円)

チャート

https://finance.stockweather.co.jp/contents/stockdetail.aspx?cntcode=JP&skubun=1&stkcode=8087&exctype=01&ptype=D&contents=1

◇━━━トラッキング━━━◇

・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット

11/07☆ヒビノ(2469)2,404円→2,470円 堅調
11/08◇テンポイノ(3484)1,650円→1,840円 タッチ
11/11◇ライトアップ(6580)1,275円→1,429円 タッチ
11/13◇フレアス(7062)1,361円→1,464円 タッチ
11/14◇LTS(6560)1,368円→1,459円 タッチ
11/15◇リオン(6823)2,515円→2,803円 タッチ
11/18★森六(4249)2,472円→2,375円 調整
11/20☆アドソル日進(3837)2,213円→2,315円 堅調
11/21☆ホープ(6195)6,930円→7,210円 堅調
11/22☆ヤマシンF(6240)913円→914円 堅調

 

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