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株ニュース

No.781「ピンバッジ」

2019/10/02

週明け月初のNY株式で主要指数は大幅反落。
NYダウは340ドル超の下落となった。
S&P500の下落率は約1カ月ぶりの大きさとなった。
やってくれたのはISM製造業景況感。
47.8と前月の49.1から悪化し2009年6月以来の低水準。
「米中貿易摩擦が企業業況感を悪化させ第3四半期に米景気が急速に減速した可能性に懸念が強まった」との解釈だ。
同指数は6カ月連続で低下。
景気拡大・縮小の節目となる50を下回るのは2カ月連続。
市場予想は50.1だった。
製造は米経済の約11%を占めている。
ISM指数が42.9を下回るとリセッションのシグナルと見なされるという。
「悪い数字で世界の製造業不況に並ぶ内容だ。
市場が懸念するのは正しいだろう。
ただ少なくとも4日の雇用統計を確認したい」と言う声もある。
10年国債利回りは1.63%、2年国債利回りは1.54%とそれぞれ低下。
FRBが10月に利下げする確率は62.5%と前日の39.6%から大幅に上昇した。
「労働市場の亀裂が拡大し始めれば10年債利回りはすぐにも1.50%を再び試すだろう。
1年ぶりの低水準となる1.43%がターゲットになる」という予想もある。
冴えない日銀短観で108円台まで売られたドル円は冴えないISMの結果で107円台後半まで戻した。
香港ではデモ拡大。
英国のブレグジット問題もくすぶったまま。
JPモルガンは今月末に期限を迎える英国のEU離脱がさらに延期される確率は85%と従来の60%から引き上げている。
ISM製造業景況感という明確な材料で下げたのはトランプ大統領の意味不明のツイートよりはわかりやすい材料だが・・・。
恐怖と欲望指数は54→46に低下。

下半期スタートはプラススタート。
日経平均株価は寄り付き76円高、終値129円高で3日ぶりの反発。
日足は4日ぶりの陽線。
これで火曜は7週連続高。
10月第1営業日は5年連続高。
前日の下落幅123円を埋めたから、あとは9月権利落ち分160円を埋めれば良いところまできた。
「22,000円台はしばらく見れないだろう」という弱気派の声が耳に残っているのも事実だ。
型としては終値(21,885円)が5日線(21,917円)と24カ月線(21,938円)に頭を抑えられた格好。
日銀短観は大企業製造業の業況判断DIがプラス5と3四半期連続の悪化。
ただ設備投資は底堅く売り材料にはならなかった。
10年国債の利回り上昇を横目にしての株高は悪くはない。
東証1部の売買代金は1兆9,974億円と14日ぶりの2兆円割れ。
「ついに息切れ。いささかガッカリ」という声もある。
値上がり1,709銘柄、値下がり389銘柄。
新高値55銘柄、新安値12銘柄。
騰落レシオは131.13。
NTレシオは13.65倍。
25日線からは2.4%、200日線からは3.1%のプラスかい離。
サイコロは8勝4敗で66.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.202%。
買い方▲9.182%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲1.478%。
買い方▲14.634%。
9月27日時点の信用売り残は1,299億円減の9,962億円。
4週ぶりの減少。
同信用買い残は419億円増の2兆926億円。
6週ぶりの増加。
4→9月のデリバティブ売買高は8.9%増加。
4→9月期としては過去3番めの大きさとなった。
日経225ミニが10.3%増。
TOPIX先物は過去最高を記録。
東証REIT指数先物に売買は2.4倍に拡大した。
日経HVは10.9、日経VIは15.91。
日経平均採用銘柄のPERは12.45倍でEPSは1,757円。
PBRは1.09倍でBPSは20,078円。
シカゴ225先物終値は大証日中比290円安の21,680円。
高値22,020円、安値21,655円。
22,000円台から21,600円台まで急落した格好だ。
9月11日→12日に空けた窓は21,750円→21,619円。
これを埋めるかどうかが課題だろうか。
ボリンジャ─のプラス1σが22,015円。
配当落ち分を早々に埋める為には22,048円が必要だ。
200日線が微妙に下向きなのが気にかかる。
勝手雲は白く右肩上がりで上限は21,614円。
気学では「弱含みの日。戻り売り方針で駆け引きせよ」
木曜は「案外高き日なり。逆に安き時は翌日高し」
金曜は「初め高いと後安の日。逆の時は見送れ」
ターゲットに近づいてはまた遠ざかる波のような展開だ。

経済産業省は中小企業向けサイバーセキュリティー製品・サービスを評価する仕組みづくりに乗り出すという。
10月をめどに有識者委員会を発足。
2019年度内に評価項目策定し運用始める方向だ。
使いやすさや導入しやすさ、コストパフォーマンスといった項目を検討するという。
また、デジタル化による経営効率化を求める「デジタル経営の指針」も作る方向。
企業のデジタル化分野に特化した指針を国が設けるのは海外にも例がないという。
ITは面白くなってきた。

日経朝刊「大機小機」の指摘。
「このところ、経済人や政府関係者のスーツの襟元にSDGsの17色のリングからなるピンバッジをよく見かける。
かつて日本人ビジネスマンはメガネをかけて首からカメラをぶら下げていた。
今では具体的行動は何もしないSDGsのピンバッジをファッションのようにつけているという皮肉が聞こえる」
意味がわからずつけているバッジ。
それこそ地球防衛軍のバッジの方が価値があるように思える。
そろそろ外したいとも思うのだが・・・。

NYダウは343ドル安の26,573ドルと反落。
NASDAQは90ポイント安の7,908ポイント。
S&P500は36ポイント安の2,940ポイント。
ダウ輸送株指数は243ポイント安の10,119ポイント。
SOX指数は0.93%の上昇。
VIX指数は18.40。
3市場の売買高は73億株(直近20日平均は72億株)。
225先物CME円建ては大証日中比290円安の21,680円。
ドル建ては大証比日中比270円安の21,700円。
大証夜間取引終値は日中比300円安の21,670円。
ドル円は107.74円。
10年国債利回りは1.635%。
2年国債利回りは1.541%。

テクニカル的には日アクア(1429)、ファーストコーポ(1430)、
積ハ(1928)、住電設(1949)、エスクリ(2196)、
ツカダ(2418)、アサヒ(2502)、キーコーヒー(2594)、
あい(3076)、富士紡(3104)、スターティア(3393)、
フェリシモ(3396)、帝人(3401)、トクヤマ(4043)、
日化(4092)、日触媒(4114)、塩野義(4507)、
早稲アカ(4718)、オハラ(5218)、日製鋼(5631)、
セラク(6199)、OKK(6205)、やまびこ(6250)、
TOWA(6315)、アネスト岩田(6381)、トレセミ(6616)、
フォスタ(6794)、航空電子(6807)、チノー(6850)、
図研(6947)、ホトニクス(6965)、三井E&S(7003)、
ショーワ(7274)、NISSHA(7915)、4℃(8008)、
日立ハイテク(8036)、シナネン(8132)、しまむら(8227)、
第一生命(8750)、トランコム(9058)、ヤマシタヘルス(9265)、
競馬(9672)、トラコス(9715)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
丸和運輸(9090)・・・動兆
丸和運輸機関に注目する。
同社は小売業に特化した3PL(物流一括請負)。
低温食品物流に強みがあり「桃太郎便」ブランドで宅配もおこなっている。
3PLが主要取引先のドラッグストア向け堅調。
EC関連が好調。
マツキヨHD向け物流施設を栃木に新設。
9月末分割後の上昇に期待。
(2,702円)
チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=9090

◇━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
9/09☆EMネット(7036)3,090円→3,185円 堅調
9/11★昭和電工(4004)3,050円→2,826円 調整
9/12★ETS(1789)609円→525円 調整
9/13★石原ケミカル(4462)1,724円→1,636円 調整
9/18★ピーバン(3559)1,356円→701円(分割後)堅調
9/19☆B&P(7804)1,882円→2,011円 堅調
9/20★萩原工業(7856)1,530円→1,515円 調整
9/25☆フルサト工業(8087)1,462円→1,486円 堅調
9/26☆ディップ(2379)2,592円→2,620円 堅調
9/30☆応化工(4186)3,985円→4,105円 堅調

 

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