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寄前「権利配当付き最終日」
水曜の日経平均は寄り付き137円安、終値78円安。日足陽線ながら4日ぶりの反落。もっとも一時22,000円を割り込んだ場面があったものの終値は22,000円台キープ。
5日線(22,040円)を割り込んだことで短期的な調整シグナル点灯。「短期的には13週線、26週線、52週線水準まで押す可能性はある」という見方もある。しかしマザーズ指数は25日線を明確に上に抜けた。13日続伸のジャスダック平均は75線を上回ってきた。「大型株がひと休みし、その間に中小型株が水準を切り上げるという展開もアリ」という声もある。
「9月前半は金融株を中心としたバリュー株に資金が向かった。直近は新興市場。今年に入って厳しい流れが続いていたところが見直されている。悪くない流れ」という見方だ。
東証1部の売買代金は2兆1,707億円。値上がり963銘柄。値下がり1,084銘柄。新高値108銘柄、新安値2銘柄。
騰落レシオは133.12まで低下。SQ値21,981円に対しては5勝1敗。NTレシオは13.59倍と低下。サイコロは10勝2敗で83.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.964%。買い方▲8.884%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.451%。買い方▲14.609%。
Quick調査の9月13日時点の信用評価損率は▲13.89%と2週連続の改善。
9月20日時点の信用買い残は241億円減の2兆506億円。約2年10ヶ月ぶりの低水準。同信用売り残は213億円増の1兆1,261億円。信用売残は2008年8月のリーマン・ショック直前の水準まで膨らんだ。実に11年ぶりのこと。「権利配当優待目的での現物買い信用売り」という見方もある。
株価が更に上昇すると1兆円の壮大な踏み上げとなる可能性は否定できない。下落に安住した咎めはどこかで訪れるものだ。空売り比率は42.2%で132日連続の40%超。
日経HVは11.5、日経VIは17.61。日経平均採用銘柄のPERは12.56倍でEPSは1,753円。PBRは1.10倍でBPSは20,018円。ボリンジャーのプラス1σが21,817円。プラス2σが22,456円。
気学では「波乱激しく人気に逆行して動く日なり」。
金曜は「目先のポイントをつくる注意日」。
中間期末の権利配当付き最終日。