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NY「電話の有無と長短金利の逆転継続とが足かせ」
2019/08/28
週明けのNY株式は反落。NYダウは120ドルの下落。3ケタの下落とはいえこの程度の下落には慣れてしまった格好。「長短金利の逆転継続で景気後退懸念が深まり金融セクターなどが軟調」という解釈だ。中国との通商会議再開についてのトランプ大統領のリップサービスを好感し寄り付きはプラス。ただ中国外務省が「通商問題を巡り中国と米国が最近電話協議をしたという話は聞いていない」コメント。結局はマイ転した格好。
S&P500は今月4%の下落となっている。J&Jが上昇しフィリップ・モリスが下落。
コンファレンス・ボード消費者信頼感指数は135.1。前月の135.8(修正)からやや低下したが市場予想の129.5ほどは落ち込まなかった。また現況指数は6.3ポイント上昇し177.2。2000年11月以来約19年ぶりの高水準となった。
期待指数は5.4ポイント低下し107.0。「米中貿易摩擦が根強い中でも消費者信頼感は底堅いことから、年後半の経済見通しは明るい」という見方もある。
長短金利の逆転は4日連続で一段と進行。2年国債と10年国債利回りの差は拡大。3カ月物財務省短期証券(Tビル)と10年債の利回り格差は2007年3月以来の大きさとなった。
10年国債利回りは1.47%水準。2年国債利回りは1.525水準。
ドルは下落しドル円は105円台後半での推移。