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株ニュース

No.738「米国債保有額は中国を抜いてまたトップ」

2019/08/16

《都合により後場編はお休みさせていただきます》
今年最大の下落から一夜明けたNY株式は落ち着いた格好。
NYダウとS&P500種はプラス圏。
ただ一時マイナスに沈んだ場面もあり元気はない。
商務省が発表した7月の小売売上高は前月比0.7%増と市場予想の0.3%を上回った。
幅広い品目で売り上げが増加しており消費需要懸念は後退。
第2四半期(5─7月)決算で利益と売上高が市場予想を上回り通期利益見通しも上方修正した小売大手ウォルマートが6.1%高。
一方NASDAQは続落。
関税問題への懸念からネットワーク機器シスコシステムズが8.6%急落。
中国の売上高が25%減少し第1四半期(8─10月)の業績見通しが市場予想を下回ったことが嫌気された。
約400億ドルの損失隠し懸念からGEが11.3%下落。
ダウ輸送株指数やSOX指数の続落は明るくない。
ただ引け後にエヌビディアが発表した第2・四半期決算は売上高と利益が市場予想を上回って着地。
ゲーム向けおよび自動車向け半導体事業が予想よりも好調だった。
時間外取引で株価は6%高。
今夜これを素直に評価するかどうかが課題だ。
債券利回りは低下。
30年債利回りは一時1,916%と過去最低を更新。
10年国債利回りも一時1.475%まで低下。
2016年7月初めに記録した過去最低の1.321%に近づく場面があった。
終値ベ─スは1.501%。
2年国債利回りは一時1.487%まで低下。
ただ長短金利の逆転にはならず金利差はやや拡大。
FRBのパウエル議長が公の場に当局者が姿を見せることを禁じインタビューや各種会議への出席予定もキャンセルされたという一部報道。
「FRBによるサプライズ的な動きを控えた当局者発言の自粛期間とも解釈できる」という見方だ。
ドル円は106円台前半。
トランプ米大統領のコメント。
「中国は米国との通商協議で合意することを望んでいる。
中国との貿易戦争はかなり短期で済む。
(貿易戦争が)長く続けば続くほど、米国の立場は強くなる。
中国が追加関税に対して報復するとは思わない。」
何か焦りの感じられる
コメント。
トランプ大統領のコメントを素直に受け取れない心情になった市場でもある。

木曜の日経平均は反落。
ただNYダウの800ドル安を受けた割には下落幅は比較的軽微。
一時470円ほど下落した場面もあったが終値は249円安。
日足は陽線となった。
東証1部の売買代金は1兆9,862億円と2日連続の2兆円割れ。
値上がり272銘柄、値下がり1,812銘柄。
新高値17銘柄、新安値340銘柄。
騰落レシオは80.03と低下したものの80%を下回らなかった。
NTレシオは13.76倍。
25日線からは2.9%、200日線からは3.2%のマイナスかい離。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.123%。
買い方▲13.949%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲1.740%。
買い方▲18.986%。
8月9日時点のQuick調査の信用評価損率は▲14.67%と悪化。
空売り比率は46.1%と105日連続の40%超。
8月9日時点の裁定買い残は1,393億円減の4,042億円と2週連続の減少。
当限は1,381億円減の3,466億円、翌限以降は11億円減の576億円。
同裁定売り残は1,714億円増の1兆3,919億円と4週連続の増加。
当限は1,823億円増の1兆2,111億円、翌限以降は108億円減の1,810億円。
日経HVは16.7、日経VIは21.36。
日経平均採用銘柄のPERは11.55倍でEPSは1,766円。
PBRは1.01倍でBPSは20,203円。
日経平均採用銘柄の株式益回りは8.66%。
東証1部全銘柄の株式益回りは7.67%。
シカゴ225先物終値は大証日中比70円安の20,310円。
高値20,500円、安値20,070円。
水曜のマドは20,503円ー20,581円。
昨日のマドは20,581円ー20,419円。
目まぐるしいマドの連続に終止符が打てるかどうかが課題。
ボリンジャーのマイナス2σが20,273円、マイナス1σ20,749円は遠い。
一目均衡の雲は月曜にしろくねじれているのに期待だ。
ただ水準は21,300円レベルと高い。
気学では「変化を起こす重要日。後場の足取りに注意。」
月曜は「前週末の相場に反して動く。」
今夜の日本テレビの金曜ロードショーSHOWは「千と千尋の神隠し。」
「3週連続夏はジブリ」のスタートだ。
スタジオジブリのアノマリーはもう消えていると考えたい。

日本の米国債保有額がまた中国を抜き保有額トップとなった。
日本の米国債保有高は1兆1,220億ドル。
5月の1兆1,010億ドルから増加し2016年10月以来の高水準となった。
日本に次ぐ2位となった中国の米国債保有高は1兆1,120億ドル。
5月は1兆1,100億ドルだった。
日本は2017年1─5月に中国以上に米国債を保有していたから復活というところ。
米中貿易摩擦の余波ともいえる。
それにしても、米国金利は低下しているので、評価益は相当膨らんでいるに違いない。
もっとも、債権バブル崩壊の隠れたサインと読めないこともない。

NYダウは99ドル高の25,579ドルと反発。
NASDAQは7ポイント安の7,766ポイント。
S&P500は7ポイント高の2,847ポイント。
ダウ輸送株指数は77ポイント安の9,764ポイント。
SOX指数は0.23%の下落。
VIX指数は21.25。
3市場の売買高は77.2億株。
225先物CME円建ては大証日中比70円安の20,310円。
ドル建ては大証比60ポイント安の20,320ポイント。
大証夜間取引終値は日中比60円安の20,320円。
ドル円は106.11円。
10年国債利回りは1.501%。

225先物はJP・HSBC・ドイツ・モルスタ・バークレイズ・GSが買い越し。
ソジェン・メリル・野村・SBI・楽天・アムロが売り越し。
TOPIX先物は野村・ドイツ・ソジェン・バークレイズが買い越し。
メリル・GS・JP・モルスタが売り越し。

テクニカル的にはシステムリサーチ(3771)、アミューズ(4301)、
アルテリア(4423)、ラウンドワン(4680)、エラン(6099)、
VTHD(7593)、丸和運輸(9090)が動兆。

スケジュールを見てみると・・・

16日(金):米住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感
19日(月):貿易統計、首都圏マンション販売
20日(火):20年国債入札
21日(水):訪日外客数、日中韓外相会談(北京)、米中古住宅販売
22日(木) :全産業活動指数、米CB景気先行指数、ジャクソンホール(金融政策における課題)
23日(金):消費者物価、米新築住宅販売件数


【8月】(6勝8敗で11位、陽線確率42.9%)
16日(金)米住宅着工件数、ミシガン大学消費者信頼感
19日(月)貿易統計、首都圏新規マンション販売、変化日
21日(水)訪日外客数、米中古住宅販売
22日(木)全産業活動指数、米製造業PMI、米カンザスシティ連銀シンポジウム(ジャクソンホール→24日)
      CB景気先行指数、大幅高の日
23日(金)消費者物価、米新築住宅販売、鬼宿日
24日(土)G7首脳会議(仏ビアリッツ)
25日(日)柔道世界選手権(東京)
26日(月)米耐久財受注、テニス全米オープン、独IFO景況感、英休場(サマーバンクホリデー)
27日(火)企業向けサービス価格指数、米CB消費者信頼感、CS住宅価格指数
28日(水)アジア・アフリカ開発会議(横浜)
29日(木)米GDP確定値、変化日、上げの日
30日(金)鉱工業生産、失業率、2020年度予算概算要求締切、米消費者物価指数、個人所得、新月
31日(土)中国製造業PMI

【9月】(9勝5敗で2位、陽線確率64.3%)
 1日(日)イスラム・ヒジュラ暦の新年、二百十日
 2日(月)変化日、NY市場休場(レイバーデイ)
 4日(水)欧州最大の家電見本市「IFA」(ベルリン)、下げの日
10日(木)フランクフルト国際自動車ショー
11日(水)変化日
12日(木)東京ゲームショウ(幕張)、ECB理事会、八專開始(~22日)
13日(金)メジャーSQ、中秋節、上げの日
14日(土)満月
16日(月)敬老の日で休場
17日(火)FOMC、国連総会開幕(NY)
18日(水)日銀金融政策決定会合、上げの特異日、土星順行
20日(金)変化日、米メジャーSQ、ラグビーW杯日本大会開幕(11月2日決勝)、鬼宿日
23日(月)秋分の日で休場、国連で温暖化対策の「気候サミット」
25日(水)ECB理事会
26日(木)変化日
27日(金)陸上世界選手権(カタール)
29日(日)新月

良い週末を・・・。

◇━━━ カタリスト━━━◇
★共栄セキュリティ(7058)・・・動兆
共栄セキュリティサービスに注目する。
同社はオフィスや商業施設などの施設巡回警備が中核。
スポーツイベントや鉄道関連警備も展開
G20に伴う鉄道の臨時警備や、ラグビーW杯のイベント警備取り込み利益好調。
IPO以来株価は堅調推移。
(4,565円)
チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=7058

◇━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
7/26☆ギークス(7060)3,415円→3,455円 堅調
7/29◇アドソル(3837)1,911円→2,080円 タッチ
7/31◆LTS(6560)1,906円→1,296円 ロスカット
8/01☆ワイヤレスゲート(9419)510円→535円 堅調
8/02★日医工(4541)1,221円→1,159円 調整
8/07◇日東工業(6651)1,970円→2,131円 タッチ
8/08★東エレデバ(2760)1,935円→1,911円 調整
8/09◇UT(2146)1,794円→1,991円 タッチ
8/14◆ワイエイシイ(6298)974円→800円 ロスカット
8/15★CAP(3965)1,221円→1,244円 堅調

 

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