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株ニュース

No.605「称元効果」

2019/04/03

NY株式市場はマチマチの動き。
NYダウは79ドル下落しNASDAQは小幅高。
S&P500種はほぼ横ばいだった。
2月の耐久財受注統計はコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比0.1%減。
市場予想の横ばいを下回った。
コア資本財の出荷は横ばい。
「輸送機器が4.8%落ち込み全体水準を押し下げた」との見方だ。
耐久財受注の発表は政府機関閉鎖の影響で遅延していたが3月分は当初予定通り4月25日に発表予定。
個別ではドラッグストアのウォルグリーンが今期見通しを引き下げたことから13%の急落。
2週間後には第1四半期決算発表が始まるが16年以来の減益を見通しだ。
英国のEU離脱を巡る懸念の再燃を背景に安全資産に対する需要が高まり国債価格は上昇(利回りは低下)
10年国債利回りは2.47%台。
ただ週末の雇用統計発表を控えての小動きだった。
英メイ首相がEUに離脱交渉期限の延長を要請することを明らかにしたことからポンドは上昇。
ユーロ/ドル一時1.1181ドルと3月7日以来の安値を付けた。
ドル円は111円台前半での推移。

火曜の日経平均は寄り付き235円高。
寄り天で上ヒゲなく終値は3円安でほぼ安値引け。
大きな陰線となった。
「かつての火曜日安のアノマリーが甦る」という見方も出てきた。
年度初めとしては2000年4月3日の389円高以来19年ぶりの上昇幅となった初日を打ち消した格好だ。
「年度替わりを受けて金融機関から売り物が出ているらしい」との観測。
新年度初日の月曜は「新元号発表の日だったから自粛した」というもっともらしい解釈が付いている。
個人的観測としては秀逸だが、確認のしようがないところが歯がゆいところだ。
「彼らは消費増税を前にしたこの先半年間の運用について慎重。
だから売り対象は内需、個人消費といったセクターに集中した」という解説にも説得力はある。
これが相場の読みというものだろう。
米中のPMIが好転しても元気の出ない日本株。
いつも外物に責任を押し付けるが実態は灯台下暗しというところか。
値上がり886銘柄。値下がり1,181銘柄。
新高値184銘柄。新安値26銘柄。
騰落レシオは96.21。
結局2日連続の「失速」だったという印象。
NT倍率は13.34倍。
25日線(21,428円)からは0.4%のプラスかい離でサポート。
200日線(21,927円)からは1.9%のマイナスかい離。
これが遠い。
3月メジャーSQ値21,348円は抜けているが12月メジャーSQ値21,618円が遠い。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.598%。
買い方▲11.026%。
逆転できなかったところが相場心理の弱さだろう。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.908%。
買い方▲18.929%。
空売り比率は43.8%で19日連続40%超。
3月29日時点の信用買い残は349億円減の2兆3,558億円。
同信用売り残は2,083億円減の8,552億円。
株価の下落とつなぎ売りの解消の結果での減少だろう。
日経HVは19.3、日経VIは17.00。
日経平均採用銘柄のPERは12.50倍でEPSは1,720円。
PBRは1.13倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の21,525円。
高値21,745円、安値21,460円。
大証夜間取引終値は日中比70円高の21,540円。
21,500円台をキープしていればレンジは「500円~800円」だ。
ボリンジャーのプラス1σが21,632円。プラス2σが21,859円。
逆にマイナス1σは21,212円だ。
週足のプラス1σ(21,487円)で止まったところは評価だ。
24ヶ月線(21,641円)
日足の勝手雲が5日に黒くねじれているのが気にかかる。
気学では「強象日にして高値を見る日。買い方針良し」
木曜は「前日が高い時にはこの日反落する」
金曜は「変化注意日にして不時安を見ることあり」
今年7勝6敗の水曜日は変化日でもある。
IMFのラガルド専務理事は「近く改定する世界経済見通しで2019年の成長率予測を引き下げる」と講演。
余計なコメントだが…。
今年3月月中平均は21414.88円。
昨年3月3月月中平均は21395.50円だった。

3月期末の大量広告でフル48ページだった日経朝刊。
1日に40ページになり、昨日からは36ページに減った。
恒例のことではある。
産業天気図では「産業・工作機械、電子部品・半導体、通信、アミューズメント」が悪化。
改善は「紙・パルプ」だけ。
携帯通話料の引き下げやゲームの競争激化ということ。
一方で紙の値上げと段ボールの受給逼迫が背景。
称元効果もあるのだろう。

新元号は「令和」
元号と株価の関係は、というと…。
戦前の株式市場の指標だった「東京株式取引所(東株)」の配当込み修正価格指数の推移。
東株上場から明治終了の1912年7月までの34年間で1,280倍。
大正(1926年12月まで)で6倍。
昭和は1943年までに3割の下落。
1949年の東証再開以来のTOPIXの推移。
89年1月までの昭和時代には配当を除いても120倍。
平成の30年間では配当を含めても約3%の値下がりとなった。
明治◯、大正◯、昭和戦前、昭和戦後◯、平成の流れだ。
順番ならば令和◯のハズ。

今年になってから4月2日までの曜日別勝敗。
依然として月曜高木曜安の傾向は続いている。

月曜:10勝2敗
火曜:7勝7敗
水曜:7勝6敗
木曜:2勝9敗(唯一負け越し)
金曜:8勝5敗

NYダウは79ドル安の26,178ドルと反落。
NASDAQは19ポイント高の7,848ポイント。
S&P500は0.05ポイント高の2,867ポイント。
ダウ輸送株指数は18ポイント安の10,625ポイント。
SOX指数は0.10%の上昇。
VIX指数は13.36。
3市場の売買高は64.5億株。
225先物CME円建ては大証日中比55円高の21,525円。
ドル建ては大証比75ポイント高の21,545ポイント。
大証夜間取引終値は日中比70円高の21,540円。
ドル円は111.31円。
10年国債利回りは2.472%。

225先物はモルスタ・GS・JP・アムロ・大和が買い越し。
野村・クレディ・メリル・UBS・ソジェン・みずほが売り越し。
TOPIX先物はJP・モルスタ・アムロ・ナティクス・GS・みずほが買い越し。
ドイツ・野村・シティ・ソジェン・クレディが売り越し。

テクニカル的には前田建(1883)、SBS(2384)、
日東紡(3110)、セレス(3696)、王子(3861)、
大阪曹達(4046)、信越(4063)、ゼオン(4205)、
旭有機材(4216)、AGC(5201)、有沢(5208)、
日電硝(5214)、JFE(5411)、三井金(5706)、
エラン(6099)、オークマ(6103)、牧野フ(6135)、
日立建(6305)、TOWA(6315)、アイチ(6345)、
栗田工(6370)ダイフク(6383)、日精工(6471)、
Jテクト(6473)、THK(6481)、山洋電(6516)、
WSCOPE(6619)、タムラ製(6768)、ヒロセ電(6806)、
ファナック(6954)、サノヤス(7022)、クボテック(7709)、
スター精(7718)、A&D(7745)、信越ポリ(7970)、
ニフコ(7988)、東エレ(8035)、キャノンMJ(8060)、
三益半(8155)、ふくおか(8354)、ダイセキ(9793)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
ツナグ(6551)…動兆
ツナググループHDに注目する。
同社はアルバイト・パートに特化した採用活動代行サービスが中核。
人材派遣が地方で拡大。
「出前館」の夢の街創造委員会と業務提携契約を締結。
飲食店スタッフおよび出前配達員の採用支援となる。
物流施設運営のシーアールイーとは人材供給の新モデル構築の方向。
派手でないだけに今後に期待。
(667円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=6551

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
3/15◇NSW(9739)1,935円→2,262円 タッチ
3/18★MDV(3902)1,166円→1,025円 調整
3/20◇ファンデリー(3137)1,141円→1,176円 タッチ
3/22★じげん(3679)577円→566円 調整
3/25★伊藤忠エネ(8133)924円→900円 調整
3/27☆日精樹脂(6293)907円→933円 堅調
3/28◇エラン(6099)1,382円→1,488円 タッチ
3/29☆カゴメ(2811)3,095円→3,015円 調整
4/01★ツムラ(4540)3,450円→3,420円 調整
4/02★ナノキャリア(4571)423円→408円 調整

 

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