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株ニュース

No.559「西向いたから」

2019/02/18

《都合により後場編はお休みさせていただきます》

週末のNY株式はプレジデンツデーの3連休を控えていたが3指数がそろって上昇。
NYダウとNASDAQは8週間連続の上昇。
S&P総合500は4週連続で200日移動平均線を上回った。
米中政府は北京で行っていた閣僚級貿易協議を終了。
次週ワシントンで通商協議を再開する方針を明らかにした。
米中双方とも「協議で進展があった」と主張。
「米中が貿易摩擦解消に向け通商合意にこぎ着けるとの期待が株価への追い風」という解釈。
「貿易問題の解消は世界成長を下支えする可能性がある」という見方も出てきた。
ボーイング、ユナイテッド・テク ノロジー、キャタピラーなど景気敏感セクターが上昇をけん引。
エヌビディアも上昇しSOX指数は0.5%高。
年初来で18%の上昇。
VIX指数は14.91に低下。
株価最高値更新への条件15%割れ水準を達成した。
トランプ米大統領は議会の承認を得ずにメキシコ国境の壁建設費を確保するため国家非常事態を宣言。
ただ市場への影響は限定的だった。
鉱工業生産指数は前月比0.6%低下し8カ月ぶりのマイナス。
輸入物価は前月比0.5%下落し3カ月連続でマイナス。
NY連銀製造業業況指数は前月比4.9ポイント上昇の8.80と改善したが低い水準。
好調な雇用統計とは反対の指標となった。
「強弱混交となっており、相場をどちらの方向にも動かすものでは ない。
このため相場は膠着している」との解釈だ。
10年債利回りは2.66%水準。
12月の対米証券投資統計で海外投資家による米国債の売り越しは773億ドルと過去最大。
中国の米国債保有は7か月ぶりに増加。
12月の保有額は1兆1,230億ドル。
前月は1兆1,210億ドルだった。
ドルは下落。
ドル円は110円台半ばでの推移。
原油先物は2%超上昇し今年の最高値を更新。
WTI原油先物は週間で5%超上昇。
欧州株式は上昇。FT100は5日続伸。

NYダウの一時200ドル超の下落を受け週末の日経平均は21,000円割れ。
寄り付き88円安、大引け239円安と寄り天。
「日経平均 、TOPIXともに5日線(20,876円)の上で止まった。
売買代金2.2兆円とそれなりの水準の商い。
あくまでもスピード調整の一環」という声も聞こえた。
値上がり726銘柄、値下がり1,311銘柄。
新高値5銘柄。新安値35銘柄。
騰落レシオは103.58に低下。
日経平均は週間で567円上昇。
週足は陽線。
SQ値20,481円に対しては4勝1敗。
NT倍率は13.25倍。
25日線からは1.1%のプラスかい離。
200日線からは5.4%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率で売り方▲8.317%。買い方▲13.063%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.819%。買い方▲22.910%。
空売り比率は44.8%で48日連続の40%超。
日経HVは15.5、日経VIは18.64。
日経平均採用銘柄のPERは12.05倍でEPSは1,734円。
PBRは1.11倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比310円高の21,210円。
高値21,225円。安値20,815円。
終値で先週まで上値を抑えてきた75日線(21,163円)を抜けてきた。
5日線、25日線、75日線と収束してきたことは今後の上昇への期待感でもある。
金曜の下値サポートとなった一目均衡の雲の上限は20,823円。
13週線(20,816円)も同じ位置。
26週線は21,763円だ。
月足陽線基準は20,788円。
勝手雲の22日のねじれは一応注意の週。
ボリンジャーのプラス1σが20,912円、プラス2σが21,142円、プラス3σが21,373円とこちらも収束。
少し上値の邪魔になる。
月曜のNYはプレジデンツデー。
週末のNY高を受けた戻りはあろうがその先は火曜以降の楽しみという見方。
因みに火曜の夜はスーパームーンだ。
気学では「吹き値売り方針の日」
水曜は「一方に偏って動く日。足取りについて良し」
木曜は「後場に高き日なれど吹き値売り方針良し」
金曜は「前後場逆行して動く日」

NYダウは443ドル高の25,883ドルと反発。
NASDAQは45ポイント高の7,472ポイントと6日続伸。
S&P500は29ポイント高の2,775ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は30ポイント高の10,567ポイント。
SOX指数は0.53%上昇。
VIX指数は14.91に低下。
株価最高値更新への条件は15%割れだ。
3市場の売買高は74.3億株。
CME円建ては大証日中比310円高の21,210円。
ドル建ては大証比320ポイント高の21,220ポイント。
ドル円は110.48円。
10年国債利回りは2.664%。

週末。
あるバイオベンチャー企業に取材。
従来の思考法を変えてくれたのは「バイオベンチャーはマネジメント」という言葉。
研究開発はもちろん重要。
しかし、研究開発偏重型では成功に時間がかかりすぎる。
新しい医療や薬を早く待ち望んいる患者さんに届けるために必要なのはスピード。
スピードを求めるとマネジメントが重要になる。
「バイオのアップルを目標にすれば、時間とコストは節約できる筈」
確かにその通りだ。
そして…。
「承認された後こそ真価が問われる」とも。
例えばガンはそれぞれの部位ごとの承認。
レアなガンで承認を取って、それを全体に拡大するのもマネジメント。
たとえ患者さんの少ない病気での承認であってもその応用拡大は望める可能性があるということだ。
最終的には膵臓ガンと肺ガンを征服できれば他のガンへの応用の可能性が大きいという。
「タバコは遺伝子を傷つける」
タバコが病気のもとになるのは、肺へ影響というよりも遺伝子を傷つけることが主因だという。
遺伝子が傷つくと病気になる。
強い遺伝子と弱い遺伝子、つまり傷つきやすい遺伝子と傷つきにくい遺伝子。
「遺伝子を傷つけないこと」は結構脳裏に残る言葉だった。

日経ヴェリタスの特集は「それでもカリスマ」
「カリスマの変節、ここに注意(複数のファンドマネージャーへの取材を基に作成)」
結構興味深い。
というか過去に取材の折に感じたことばかりだ。

・事業のビジョンについての言動が変わった
・急に太った、急にやせた。
・急にゴルフ焼けするようになった
・言葉遣いが横柄になった
・ITが売りだったのに「金融の会社ですよ」といい始めた
・社長が現場を知らない
・身の丈を超えた巨額のM&A
・全く違う分野への進出
・トップとの面談に多数が同席

「冬の時代のFX」といい記事もあった。
「2018年の取引金額は約4,000兆円。
3年連続で前年を下回った。
円相場の値動きが小幅にとどまり、価格の変動が大きい仮想通貨に取引が流れたため。
投資家のすそ野も思うように広がらず。
FX業界は冬の時代の到来に危機感強めている」。
やはりあの世界もボラが低いと投資家さんは寄ってこないということ。
いずこも同じだ。
収益機会の減少で業者が他の先物へ移行しなければいいが、というのが今後の危惧だ。

金曜の大引け後、羽田から福岡へ。
引け後だったので「西向く」アノマリーは成立せず。
しかし夜のNYは大幅高。
何とか「西向く」アノマリーは堅持できた格好だ。
次の西向きは28日夜の松山の予定。

225先物はアムロ・UBS・日興・JP・みずほが買い越し。
野村・クレディ・ドイツ・メリル・シティが売り越し。
TOPIX先物は大和・HSBC・UBS・パリバが買い越し。
JP・クレディ・バークレイズ・シティ・みずほ・メリルが売り越し。

テクニカル的にはドトル(3087)、大阪曹達(4046)、
三洋化(4471)、住友理工(5191)、MARUWA(5344)、
IBJ(6071)、アマダ(6113)、エボラブルA(6191)、
アイモバイル(6535)、KYB(7242)、ヨロズ(7294)、
ルック(8029)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
エボラブルアジア(6191)…動兆
エボラブルアジアに注目する。
同社は航空券予約サイト「エアトリ」が主力。
DeNAトラベルの買収で売上高増加。
インバウンド含め拡大継続。
(2,515円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=6191

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
1/30◇イトーキ(7972)571円→590円 タッチ
1/31★早稲アカ(4718)1,929円→1,688円 調整
2/01☆E・J(2153)997円→1,038円 堅調
2/04◇日清食品HD(2897)7,000円→7,590円 タッチ
2/06◆LTS(6560)1,800円→1,500円 ロスカット
2/07◇ヒビノ(2469)2,007円→2,303円 タッチ
2/08☆マルハニチロ(1333)3,580円→3,680円 堅調
2/13☆テクノプロ(6028)6,120円→6,120円 堅調
2/14☆アドソル日進(3837)1,544円→1,613円 堅調
2/14☆ノーリツ(5943)1,641円→1,664円 堅調

 

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