株ニュース
NY「急反発」
2019/01/07
週末のNY株式市場は急反発。主要3株価指数は3%を超す上昇で前日の7年ぶりの下落幅を取り戻したのは悪くない。上昇幅は2週間ぶりの大きさとなった。
12月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が31.2万人増加し2月以来10カ月ぶりの大幅増。市場予想の17.7万人増も大きく上回った。時間当たり賃金は前月比0.4%増と、前月の0.2%増から伸びが加速した。
パウエルFRB議長のコメント。「FRBは忍耐強く臨むとともに、経済の勢いが堅調であっても市場が織り込む下振れリスクに対して敏感。将来の利上げやバランスシート縮小を巡って柔軟に対応する。世界経済の減速から貿易戦争に至るまであ らゆるリスクを考慮しつつ、好調な経済統計との均衡を図る」。これも好感された。
「米中次官級の通商協議が7~8日に北京で行われる予定。関税の影響を受け易い銘柄がダウの上昇をけん引した」という声もある。
キャタピラーやユナイテッド・テクノロジーズ、3M、ボーイングなどが上昇した。「FAANG」株も上昇。アップルが4.3%高。
ゴールドマン・サックスが「コンビクションリスト」に追加したネットフリックスは9.7%高。
10年国債利回りは上昇(価格は下落)し2.6%台。ドル円は108円台半ばで推移。