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株ニュース

No.482「パウエルFRB議長のゴロにゃんが効いた」

2018/11/29

NY株式市場は大幅続伸。
NYダウの上昇幅は600ドル、NASDAQは同200ポイント、S&P500は同60ポイントを越えた。
上昇率ではNYダウとS&P500が約8ヶ月ぶり、NASDAQは約1ヶ月ぶりの大きさだった。
理由はFRBパウエル議長の講演。
「政策金利は中立金利を若干下回る水準にある」
市場は「利上げ終了時期が近い。あるいは今後の利上げ回数は市場が見込むほど多くない」と見た格好だ。
利上げは12月に1回、来年は2回の可能性となった。
「パウエル議長はまさに市場やトランプ大統領が欲しがっていたものを与えた」という声が聞こえる。
「明らかなトーンの修正で、投資家にとって歓迎すべきニュースだ」とも言えよう。
米中貿易摩擦については週末の会談で会食することになっており「悪い方向でメシは食べないだろう」という楽観論が台頭している。
「食事しながら喧嘩別れはすまい」という見方だ。
個別では一時マイクロソフトがアップルの時価総額を上回ったが引けではアップルが首位回復。
トランプ大統領が新たな自動車関税の導入を検討していることことはあまり見えないフリだ。
第3四半期のGDP改定値は年率換算で前期比3.5%増と速報段階から変わらずで着地。
ただ貿易赤字は速報値と比べて拡大、消費支出も下方修正された。
10月新築住宅販売は減少。
「好調な米経済に陰りが見え始めた可能性」もある。
10年国債利回りは3.06%水準。
利上げペースの鈍化方向からドルは軟調。
ドル円は113円台後半。


「株高の日」そして「天赦の日」の株高。
寄り付き84円高で引けは224円高。
4日続伸は9月13日~26日の8日続伸以来2ヶ月ぶりのこと。
「11月最終日を含む週の株高」のアノマリーに沿った動きとなった。
22,000円台を回復し5日線と25日線がゴールデンクロス間近。
「いよいよ、本格的な戻り相場を意識する局面。
外国人投資家は10月1~5週で先物を4兆円売り越したから、そろそろ買い越しに替わってもおかしくない」という見方だ。
「東証1部の売買代金(2兆5,511億円)は最近の中では高水準。
相場に変化が出てきた」という声も聞こえる。
値上がり1,416銘柄、値下がり612銘柄。
新高値30銘柄、新安値25銘柄とようやく元に戻ってきた。
騰落レシオは102.63%。
NT倍率は13.41倍と今年最大。
98年以来20年ぶりの高水準だ。
25日線(21,831円)からは1.6%のプラスかい離。
200日線からは0.5%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.954%。
買い方▲11.919%と接近。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△3.96%。
買い方▲18.72%。
依然売り方はプラス水準。買い方はマイナス20%を割れこんできた。
Quick調査の11月22日時点の信用評価損率は▲12.69%。
2週ぶりの改善となった。
11月22日時点の裁定買い残は前週比564億円減の1兆609億円。
裁定売り残は507億円増の5,946億円。
空売り比率は40.3%と41日連続40%超だが、ようやく40%割れが見えてきた格好だ。
日経HVは19.1、日経VIは20.49。
日経平均のPERは12.39倍。EPSは1789.91円と過去最高を更新した。
シカゴ225先物終値は大証日中比165円高の22,395円。
200日線(22,293円)をクリア。
11月SQ値22,469円をターゲットに捉えてきた。
52週線[22,453円)もようやく視野にはいってきた。
その先は昨年比プラス基準の22,764円。
25日線が上向きに転換したのは好材料。
このまま推移すれば来週は一目均衡の雲の中に入る(月曜の下限は22,454円、火曜の下限は22,337円)
勝手雲の上限は越えて10月9日以来の青空。
12月4日まで雲は白い。
水曜はボリンジャーのプラス1σ(22,173円)を抜けたが一応頭は抑えられた。
プラス2σは22,516円。
到達すれば10月2日以来となり秋の下落の帳消しのスタートだ。
気学では「傾傾して動く日。寄り後の足取りに注意せよ」と難解だ。

敵なのか味方なのはは不明だがIMFがまた吠えた。
今度は「日本は人口減によって、今後40年で実質GDPが25%減少しかねない」との試算。
生産性を高める構造改革を徹底。
消費増税には需要喚起などの緩和策。
日銀は金融緩和を維持すべき。
結局、脅しながらも政府の方向性の支援というような格好。
どちらかというと霞が関の論理たっぷりのような気がする。
アメリカの新・債券王ジェフリー・ガンドラッグ氏も日経には登場。
「米長期金利は2021年に6%」とのインタビューだ。
「もし2020年までに景気後退に陥ればトランプ氏は次期大統領選に出馬しない」
民主党急伸左派の台頭予想。
市場は結構見通しでブレそうな気配だ。


NYダウは617ドル高の25,366ドル。
NASDAQは208ポイント高の7,291ポイント。
S&P500は61ポイント高の2,743ポイント。
ダウ輸送株指数は260ポイント高の10,766ポイント。
SOX指数は2.27%上昇。
3市場の売買高は80.4億株と拡大。
CME円建ては大証比165円高の2,395円。
ドル建ては大証比170ポイント高の22,400ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比150円高の22,380円。
ドル円は113.69円。
10年国債利回りは3.060%。


225先物はソジェン・野村・クレディ・バークレイズ・モルスタ・メリル・アムロが買い越し。
GS・UBS・SBI・みずほが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・クレディ・GS・野村が買い越し。
大和・ドイツ・UBS・バークレイズ・ソジェンが売り越し。

テクニカル的にはショーボンド(1414)、住電設(1949)、
日清粉(2002)、ジョイ本田(3191)、CRE(3458)、
コロプラ(3668)、IIJ(3774)、PI(4290)、
参天(4536)、テルモ(4543)、大正薬(4581)、
ペプチド(4587)、フューチャー(4722)、OBC(4733)、
SMC(6273)、サムコ(6387)、WSCOPE(6619)、
NEC(6701)、フォスタ(6794)、重工(7011)、
アドヴァン(7463)、ワタミ(7522)、ユニシス(8056)、
リンガハット(8200)、三住トラスト(8309)、アニコム(8715)、
リロ(8876)、ピジョン(9416)、アークランド(9842)、
ベルーナ(9997)が動兆。

前場は大手町の巨大生保に取材。

◇━━━ カタリスト━━━◇
アライドテレシス(6835)…動兆
アライドテレシスに注目する。
同社はネットワーク機器を国際展開。
「つなぐ、まもる、つかう」をキーワードとした「日本発のコンピュータネットワークのスペシャリスト」だ。
医療分野では「止まらないネットワーク」を実現。
タブレットPCの導入が進む教育現場では安定かつセキュアに利用できる無線LAN環境を構築。
都市インフラでは既存の光ファイバー網を利用した安価で高速なバックボーンの構築を推進。
「便利だなぁ」を陰で支えてくれている企業だ。
目指しているのは「IoT推進に最適な製品・サービスの拡充」
セキュリティとワイヤレスというのがポイントだ。
需要拡大が見込まれる産業用スイッチのラインアップも拡充した。
今12月期第3四半期は減収減益(赤字)
背景は積極的な製品開発、拡販コストなど持続的成長のための投資だ。
「継続企業の疑義」が解消。
年末を控え低位株の「掉尾の一振」候補。
(115円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=6835

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット(28日終値)
11/08◆RPA(6572)17,240円→3,590円 ロスカット
11/09◆アクアライン(6173)2,755円→2,446円 ロスカット
11/14★アドソル日進(3837)1,970円→1,966円 調整
11/15◇ラクオリア(4579)1,055円→1,237円 タッチ
11/16☆PCI(3918)2,671円→2,771円 堅調
11/19◇イグニス(3689)1,366円→1,568円 タッチ
11/21◇SOU(9270)5,800円→6,660円 タッチ
11/22★いちご(2337)382円→383円 堅調
11/26☆アイビーシー(3920)1,340円→1,414円 堅調
11/28★ランドコン(3924)1,017円→1,016円 調整

 

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