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寄前「視点は足元に」
週末の日経平均は続伸。ドル円の105円台などお構いなくの上昇。「円高耐性」という声も聞こえる。前半軟調、後半堅調で週間では上昇。約337円の上昇となり、週足では6週ぶりに陽線となった。
2月第1週海外投資家は5週連続で売り越し。売越額は6,446億円で2016年3月第2週以来1年11カ月ぶりの高水準。個人は3週連続の買い越し。買越額は7,458億円。1987年10月第3週(6,504億円)を上回り、30年4カ月ぶりに過去最高を更新。信託銀行は4週連続で買い越し、買越額は917億円。
先物では海外投資家が3週連続で売り越し。売越額は9,784億円で2015年12月第2週以来の大きさ。現物と合計した売越額は1兆6230億円に膨らんだ。
25日線からの乖離はマイナス5.3%。200日線からの乖離はプラス3.1%。やはり200日線で踏みとどまった格好。
騰落レシオは78.76%。空売り比率は42.6%と低下したものの40%台継続。日経VIは23.48まで低下した。
日経平均採用銘柄のEPSは1,679.83円と過去最高を更新。PERは12.93倍と依然13倍台割れ。
日経平均が596円安した5日が1,567円だったから、この2週間で100円以上も増加した。「2013年6月初め~2017年8月末までの1,043日の相場のうち、PERが12倍台だったのはわずか10日」との指摘。その10日について100日後の株価をみると、平均18.8%の上昇率を記録していたというのが歴史だった。「正味のPER評価が本番となる」という見方もある。
シカゴ225先物終値は大証日中比135円高の21,875円。高値が21,910円だったからこれがまずは目標値。
プレジデンツでーで休場のNY、春節で休場の上海。東京市場の独立心が問われる月曜だ。気学では「逆行性の日。足取り注意」とある。