株ニュース
寄前「日足陽線が欲しい」
2018/02/15
日々失速の日経平均株価。後場に一時21,000円を割り込んで200日線(21,030円)を下回る場面もあった。「連日で3ケタ上昇する場面がありながら下げに転じる動き。センチメントは非常に悪い」という声が聞こえる。
終値で200日線を割り込むとすれば、昨年9月以来。「9月9日まで3日間、水面下に沈んだあとの浮上が11月の連騰記録へとつながった」という明るい指摘もある。前回はじり安、今回は3週間で2,500円の急落。その差はある。
騰落レシオは反発圏とされる70%にほぼ接近し71.81%。空売り比率は46.5%と47%まであと一歩の水準。14日連続40%超と記録を更新している。日経VIは30.02と高止まり。
日経平均採用銘柄のEPSは1,6541.38円と増加しPERは12.81倍まで低下した。2月9日時点の信用買い残は206億円減少し3兆4097億円と高水準。ただ信用売り残は1,644億円減少し7,719億円。先週の売り方の買い戻しはだいぶ多かった。相場観的には3月期日を控えて格好の買い戻しモードだったことになる。
シカゴ225先物終値は大証日中比315円高の21,495円。高値は22,510円だった。割れこんだSQ値21,190円は復活。陰線4本、1本陽線でまた陰線3本。株価の反発よりも「日足の陽線」が重要視される日だ。
ボリンジャーのマイナス2σが21,182円で一応サポート。しかしマイナス2σが22,147円。σ一つで1,000円幅はキツイ。