株ニュース
NY「3日続伸」
2018/02/14
NY株式は週末を挟んで3日続伸。NYダウの高値は24,705ドル、安値は24,421ドル、終値は24,640ドル。日中値幅は約284ドルと落ち着いてきた,。
もっとも市場は材料薄。明日発表予定のCPIと小売売上高の動向に興味が移った格好。「景気が良ければ金利上昇→インフレと株安」という逆スタグフレーションのような展開だ。「マイナス圏で寄り付いた後にプラス圏に戻したことは良い兆候。しかし市場が再び安定すると見込むには時期尚早」という曖昧な声が聞こえる。
個別ではアマゾン、アップルが上昇。冬季五輪の季節だけにアンダーアーマーが上昇したのは東京市場同様に洒落た投資家がいるのだろう。トランプ米大統領は「鉄鋼やアルミニウム輸入品問題に対応するため、関税や数量制限の導入などを検討」とコメント。鉄鋼・アルミなどのセクターが堅調だった。
債券利回りは低下。ただ債券利回りの見通しを引き上げる動きが継続している。「向こう1年間で米10年債利回りは3.3%に、独10年債利回りは1.2%に上昇する」という見方だ。
ドル円は一時107.40円まで上昇。リスク選好に戻りつつあるのにドル安/円高の流れは継続。背景は「日銀が早期の緩和解除に踏み切るのではないか」との憶測の拡大。日本のFXの規制は強化の方向。レバレッジ引き下げが義務付けられた場合「投資家は残高のドル売り/円買いを迫られる」という観測だ。もっとも実態が先で観測は後講釈に聞こえる。