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NY「GDPを好感して切り返し」
木曜のNY株式市場で主要3指数は一時下落したものの午後に切り返して反発。S&P500は終値ベースの過去最高値を更新した。
好決算のフェイスブックが7.3%高と5カ月ぶりの大幅な上昇となり最高値を更新。
同様に好決算だったアップルは0.07%安。
アマゾンの第1四半期決算は4四半期連続の過去最高益。売上高も市場予想を上回った。株価は引け後の取引で4%上昇。
ツイッターは時間外取引で9%下落。
S&P500採用企業の第1四半期は45%の増益になる見通し。決算を発表した265社のうち、利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は87%。
バイデン大統領は約1.8兆ドル規模の「米国の家族のための計画」を公表。すでに発表されている約2兆ドルのインフラ投資計画に次ぐ大型政策となる。財源の一部には富裕層を対象にした過去数十年ぶり規模の増税による税収を充てると表明した。
第1四半期の実質GDP速報値は、年率換算で前期比6.4%増加。2003年第3・四半期以降で2番目の高成長となった。市場予想は6.1%増。
第1四半期としては1,984以来の高い伸び。
昨年第4四半期は4.3%増だった。「今年は過去40年来の高成長を遂げる」という見方だ。
GDPの約7割を占める個人消費は10.7%増。前四半期の2.3%から大幅に拡大。
設備投資は9.9%増、住宅投資は10.8%増。輸出は1.1%減、輸入は5.7%増。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は55万3,000件。前週の56万6,000件から改善。市場予想は54万9,000件だった。4月第1週に失業給付を受けている人は1,660万人。
10年国債利回りは1.641%。2年国債利回りは0.164%。ドル円は108円台後半。
原油先物価格は上昇し6週間ぶりの高値水準。WTI原油先物は1.15ドル(1.8%)高の65.01ドル。
ビッドコインは25,900ドルと小動き。イーサリアムは一時2,800.89ドルを付け最高値を更新。その後は0.7%安。
SKEW指数は139.30。
恐怖と欲望指数は61→69と上昇。