株ニュース
No.959｢小手先｣
日経朝刊が指摘するように｢後場の日銀ETF｣が相場を左右する｡
確かに間違ってはいない｡
根源はコロナウイルスの進展､それに伴う企業業績の悪化と世界経済の衰退｡
しかし目先的には日銀のETF買いが先月は1日2,000億円台｡
今月は昨日1,000億円台に減少した｡
この動向が昨日後場の下落幅を大きくした｡
話としては面白い｡
しかし中央銀行に相場観がある訳ではなかろう｡
何か解釈しなければならないからいろいろなものを持ち出すのが株式市場｡
いつも本質からは離れた小手先の議論が多いように思うのは気のせいだろうか｡
老練な市場関係者の言葉｡
セミナーのときは第一声を発するまでは緊張しています｡
プロのベテラン役者､歌手で｢舞台の幕が上がるまで緊張で震えて逃げたくなる｣と言う人が多い｡
プロのスポーツ選手もよくインタビューで｢緊張で震えました｣と言っています｡
緊張も防衛本能｡緊張は一気に集中力に転換します｡
まさに火事場の馬鹿力に変わります｡
緊張が一瞬で集中力に変わることを知っているからプロたちは緊張で震えることをラッキーと感じているはずです｡
緊張は生物にとって最も大きな力となる本能を目覚めさせてくれる有り難いものです｡
でも､緊張のすごい力を体験していない方々は緊張が悪いもの､なくなって欲しいものと思うようです｡
緊張をまずいものと感じたら､緊張は味方になってくれません｡
いわゆる・・・｡
あがってしまいます｡
訳が分からなくなっちゃう｡
緊張もストレスも友だち､味方にしたいものです｡
興味深いシニカルなジョーク｡
｢30分ポーカーをして､誰がカモかわからなければあなた自身がカモである｣
｢何日間か投資をしてみて､誰がカモかわからなければあなた自身がカモである｣
金融機関が｢初心者向け金融商品｣などと称して色々な商品を売り出す｡
そのような商品に手を出すことは､｢カモ化｣の第1歩である｡
◇━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ､5%下落はロスカット
3/16◇シナネン(8132)2,146円→2,562円 タッチ
3/18☆OLC(4661)13,570円→13,355円 堅調
3/19◆シノプス(4428)1,226円→1,380円 ロスカット
3/23◇ローム(6963)5,200円→5,850円 タッチ
3/25◆Mエンター(3135)1,855円→1,520円 ロスカット
3/26☆アステリア(3853)310円→325円 堅調
3/27◇DIT(3916)1,115円→1,139円 タッチ
3/30◇デルタフライ(4598)729円→750円 タッチ
4/01◆UT(2146)1,104円→950円 ロスカット
4/02★ナノキャリ(4571)226円→227円 ロスカット
