株ニュース
NY「大幅反発」
2019/10/16
NY株式市場で主要3指数は大幅反発。S&P500とNASDAQは終値ベースで約3週間ぶりの高値水準を回復した。米中通商交渉一部合意で温まったところに好調な企業業績が重なった格好での買い物優勢展開。
債券取引と引受事業の堅調さを受けて業績が予想を上回ったJPモルガンが3%上昇。過去最高値を更新。シティも利益が予想を上回り1.4%上昇。ウェルスファーゴやゴールドマンの業績は軟調だったが株価は上昇した。
S&P500指数採用銘柄の2019年第3四半期利益は前年同期比3%減少する見通し。これまでに第3・四半期決算を発表した34社のうち、利益が市場予想を上回った企業の割合は88.2%。依然として商いは薄く3市場の売買高は62.7億株。
英国とEUが離脱交渉で合意に近づいているとの報道を受け安全資産としての債券需要は後退。
10年国債利回りは1.771%。2年国債利回りは1.624%と上昇(価格は下落)。
英ポンドは5月中旬以来の高値に上昇。ドル円は108円台後半での推移。