株ニュース
NY「小動きながら反発」
2019/04/11
NY株式市場は小動きながらハイテク株がけん引して主要株価指数は反発。3月のCPIは変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIが前月比0.1%上昇。市場予想の0.2%上昇を下回った。総合CPIはガソリンや家賃の値上がりで0.4%上昇。
3月19~20日のFOMC議事要旨では「金利政策の変更に忍耐強く臨む」で一致。バランスシートの縮小方法や縮小終了後の管理方法を討議していたことが開示された。ただ市場インパクトは薄かった。
個別ではテスラが上げ、ボーイングが下げた。
ECBは事前の予想通り主要政策金利を据え置くとともに金利ガイダンスの維持を決定。
欧州市場で国債利回りは低下した。
ドラギ総裁が「ユーロ圏経済が下向きに傾いておりインフレが今後数カ月で低下する見込みだ」とコメント。米債利回りの重荷となり10年国債利回りは一時2.47%台まで低下した。
ドル円は110円台後半から111円で推移。
ムニューシン米財務長官は「米中通商協議は引き続き順調に進捗している」とコメント。EU緊急首脳会合は英国が求める離脱期日の再延期について「どの程度の延期をどのような条件の下で認めるのか」を討議。最終的には2回目の延期を承認する方向との観測だ。