株ニュース
No.557「既存」
「織り込んだ」という表現はよく目にする。
株価はもろもろの事象を踏まえて形成されることは間違いない。
しかし、マーケットで起こるのは事前に予測可能なことばかりではない筈。
それでも「織り込める」のか、妙に気になるものだ。
単なる「解説不能」の免罪符という気もしないではない。
株価がそんなにたやすく「織り込める」のなら、「方向感がない」なんてことはない筈だが・・・。
もうひとつは「見極めたい」との表現。
誰が見極めたいのかはっきりしない。
もしも見極められるのなら損などしない筈。
曖昧な言葉が、さも現実感を伴って流通するから相場観の間違いにつながるような気がする。
弱気を一気に仮面ライダーばりの変身で強気転換する市場関係者
再変身することもできず、「この問題は長引かない」など解釈が曖昧模糊とする。
起き上がりこぼしのような姿。
この変身具合の検証は必要かも知れない。
ただし・・・。
マスコミや市場関係者の視点はあくまでも、局地的な「ここが買い場なのか、買い場でないのか」。
いつも「新規に投資をする」スタンスで物事を判断することが多いからどうもブレが多い。
今だに多くの塩漬け銘柄が存在する中で、実はこの点について見えないフリ。
これは投資心理の裏側の真実だろう。
いつもいつも「新規」ではない。
「既存」を重要視することがもっとも見逃されているようだ。。
株式のセミナーなどの現場で肌で感じるのはいつもこのこと
この時期になると故三原淳雄先生の姿が浮かんでくる。
初めて青山の事務所に伺ったときの緊張感が今でも昨日のように甦る。
「『株をやる』なんて言葉を使ってはいけない。
株はそんな刹那的なものじゃない」。
鋭い戒めだった。
「若い頃に行ったアメリカのルート69をもう一度完走して本にしたい」。
そう言っておられた。
わずかな時間でも謦咳に接することが出来たことは貴重な財産。
「君は市場のプロなんだから・・・」と厳しい御大だったが、残念ながら叱られたことはなかった。
常に投資ということに対して真摯に対峙されていた。
ギャンの「投資の心構え」
↓
★何事にも乱されない強靭な心を持つこと。
★友人と付き合っていく中で、自分にない何かを発見するよう努力すること。
★物事をすべて良い方に考えるようにすること。その楽観的な考え方が成功のコツである。
★最善を考え、最善を尽くし、最善を期待すること。
★他人の成功にも自分のことのように目一杯喜ぶこと。
★過去の失敗は忘れ、ここから先の輝かしい将来のことを考えること。
★常に元気で、笑顔を忘れないこと。
★他人を非難する暇があったら、自分の仕事に没頭すること。
★心配し過ぎず、怒ることに躊躇せず、怖いものは怖いと言うこと。過剰に幸福過ぎないこと。
★自分を信じ、不言実行を実践すること。
★自分が正しいと信じてやっている限り、必ず良い結果が生まれると信じること。
◇━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
1/29◇EMネット(7036)3810円→4345円 タッチ
1/30◇イトーキ(7972)571円→594円 タッチ
1/31★早稲アカ(4718)1929円→1660円 調整
2/01☆E・J(2153)997円→1040円 堅調
2/04◇日清食品HD(2897)7000円→7500円 タッチ
2/06◆LTS(6560)1800円→1549円 ロスカット
2/07◇ヒビノ(2469)2007円→2319円 タッチ
2/08★マルハニチロ(1333)3580円→3615円 調整
2/13★テクノプロ(6028)6120円→6090円 調整
2/14☆アドソル日進(3837)1544円→1605円 堅調