株ニュース
NY「5日続伸」
2019/01/11
NY株式市場は5日続伸。パウエルFRB議長の講演での発言で値動きの荒い展開となった。その骨子。
「とりわけインフレが低く抑制されている中で、われわれは忍耐強くなれる。根気よく注意して見守ることが可能だ。現在のところ、景気後退の可能性が強まったことを示す材料はない。現時点では、あらかじめ決められた金利の道筋があるわけでない。世界成長が一段と鈍化すれば、柔軟、迅速に政策を展開することは可能だ。バランスシートの規模は現在より縮小しかなり小さくなる」。
米中次官級通商協議は「両国の主張の相違を解消するための基礎になった」と伝えられた。しかしUSTRが「中国が農産物、エネルギーなどを大量に購入すると約束した」との声明を一方的に発表しただけ。
百貨店大手メーシーズが業績見通しを下方修正小売セクターは軟調展開。
国債価格は下落し10年国債利回りは2.745%。パウエルFRB議長がバランスシートを一段と縮小する考えを表明し金融引き締めの継続を示唆したことからドルは上昇。ドル円は108円台半ばでの推移。
トランプ大統領は「国境警備に関する民主党の強硬姿勢とわが国の安全の重要性のためにダボス会議への出席を取りやめる」とツイート。