株ニュース
NY「週末は大幅安」
2018/12/17
週末のNY株式市場は大幅安。NYダウは一時500ドル超の下落。NASDAQも2%の下落で2,700ポイントを割れ込んだ。
取ってつけたような材料は中国の11月の小売売上高が15年ぶりの低い伸び。鉱工業生産も約3年ぶりの低い伸びにとどまったこと。また12月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)は4年ぶりの水準に低下したことも悪材料視。「世界経済の減速懸念が再燃した」との解釈だ。
今後2年以内に米国が景気後退に陥る確率は40%と1カ月前の35%から上昇。予想確率がここまで上昇したのはリーマンショック8カ月前の2008年1月以来のこと。
J&Jが10%超、アマゾンが4%、アップルが3%の下落となった。
米小売売上高は、自動車やガソリン、建材、食品サービスを除いたコア指数が前月比0.9%増。市場予想の0.4%増を上回って着地。
10年国債利回りは2.8%台。ドル円は113円台前半。VIX指数は21.69。