FXの【ローソク足】とは?FX初心者がチャート分析のために抑えるべきポイントも解説!

FXローソク足アイキャッチ画像

FX取引では、為替チャート分析する際にローソク足を使用します。

なぜローソク足が使用されるのかというと、一目で複数の情報をローソク足から得られるからです。

またローソク足は、FX以外にも株や仮想通貨などにも使用されています。

ローソク足はFX以外にも使用されることもあるため、ローソク足を見たことがある方も多いでしょう。

今回は、ローソク足の意味と動きのパターンについて解説していきます。

この記事でわかること
  • ローソク足から得られる情報
  • ローソク足の種類
  • ローソク足を見る時のポイント
  • ローソク足分析をする時の注意点
目次

ローソク足は時間設定で視覚的に数値が把握できる

結論からいうと、ローソク足は時間を設定すると、視覚的に時間ごとの数値を把握できます。

ローソク足は「1分」「5分」「15分」「30分」「1時間」「1日」など細かい時間足を設定可能です。

ローソク足の時間設定ごとの呼び方は、以下の通りです。

スクロールできます
時間呼び方英語表記
1分1分足(いっぷんあし)M1
5分5分足(ごふんあし)M5
15分15分足(じゅうごふんあし)M15
30分30分足(さんじゅっぷんあし)M30
1時間1時間足(いちじかんあし)H1
4時間4時間足(よじかんあし)H4
1日日足(ひあし)D1
1週間週足(しゅうあし)W1
1か月月足(つきあし)MN

FX取引では、取引に使用する通貨の数値を把握する必要があります。

ただ、ローソク足は時間足ごとに得られる情報が異なります。

たとえば「1分足」に設定した場合は、1分ごとの通貨変動をローソク足から把握可能です。

15分足」に設定した場合は、15分ごとの通貨変動をローソク足から把握できます。

また、ローソク足は取引スタイルによっても設定する時間足が異なります。

たとえば、短期的な取引スタイルの場合、1時間足に設定しても短い期間ごとの数値を分析できません。

短期的な取引スタイルでは、基本的に1分足、5分足、15分足を用いて取引をおこないます。

ローソク足から得られる情報は主に4つ

ローソク足から得られる情報は、主に4つあります。

ローソク足から得られる情報は、以下の4つです。

FXローソク足1
スクロールできます
名前意味
高値高値は、ローソク足の最も上昇した数値を示します。
終値終値は、ローソク足の終了地点を示します。
終値は、高値より低い数値になる場合もあります。
始値始値は、ローソク足の開始地点を示します。
安値安値は、ローソク足の最も下降した数値を示します。

上記4つは、ローソク足1本から得られる情報です。

ローソク足を用いた分析は、上記4つを把握する必要があるため把握しておきましょう。

ローソク足は「実体・上ヒゲ・下ヒゲ」3つが組み合わせられた形

ローソク足は実体・上ヒゲ・下ヒゲの3つで構成されており、1つのローソク足として表示されます。

下記画像に、ローソク足の部分的な名前を記載してみました。

FXローソク足説明2

上記画像のように、ローソク足は実体・上ヒゲ・下ヒゲの3つで構成されています。

実体・上ヒゲ・下ヒゲの意味は、以下の通りです。

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名前意味
実体始値と終値を囲んだ部分。
上ヒゲ一時的に上昇したが、下降したことを示している。
下ヒゲ一時的に下落したが、上昇したことを示している。

ローソク足は、為替相場の数値と連動して動きます。

そのため、ローソク足の動きから上昇・下降のどちらに動いているかを分析可能です。

ヒゲは、一時的な上昇・下降を示しており、線のように表示されます。

たとえば、一時的に高値まで上昇して、その後下降したとします。

この場合は、高値から下降した部分から終値は、ヒゲとして表示される仕組みです。

ローソク足の陽線は上昇を示して陰線は下降を示す

ローソク足は、上昇を示すローソク足は陽線といい、下降を示すローソク足は陰線と呼ばれます。

ただ、ローソク足を同じ色で表示していると、上昇と下降を一目で把握できません。

一般的には一目で把握するために、陽線と陰線は異なる色で表示されます。

また、陽線と陰線の色は会社によって異なるため、予めどちらが陽線か陰線を把握しておきましょう。

以下の説明では「赤色は陽線」「青色は陰線」として解説します。

ローソク足は、陽線と陰線の始値と終値の位置が逆になります。

陽線と陰線ごとの始値と終値の位置は、以下の通りです。

FXローソク足説明3

ローソク足は基本的に9種類の形に分けられる

ローソク足の形は、基本9種類に分けられます。

9種類に分けられる理由は、ローソク足の形によって為替相場の分析が可能だからです。

基本的な9種類のローソク足は、以下の通りです。

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名前ローソク足意味
大陽線ローソク足大陽線実体の部分が大きい陽線です。
上昇(買い)の勢いが続くローソク足を意味します。
小陽線ローソク足小陽線大陽線に比べて実体の部分が小さい陽線です。
上昇(買い)に傾いているローソク足を意味します。
上ヒゲ陽線ローソク足上ヒゲ陽線上ヒゲが長く実体が下にある陽線です。
上ヒゲ陽線は、安値に動く示唆があります。
下ヒゲ陽線ローソク足下ヒゲ陽線下ヒゲが長く実体が上にある陽線です。
上昇(買い)傾向になる示唆があります。
大陰線ローソク足大陰線実体部分が大きい陰線です。
下降(売り)の勢いが続くローソク足を意味します。
小陰線ローソク足小陰線大陰線に比べて実体部分が小さい陰線です。
下降(売り)に傾いているローソク足を意味します。
上ヒゲ陰線ローソク足上ヒゲ陰線上ヒゲが長く実体が下にある陰線です。
上ヒゲ陰線は、安値に動く示唆があります。
下ヒゲ陰線ローソク足下ヒゲ陰線下ヒゲが長く実体が上にある陰線です。
下降(売り)傾向になる示唆があります。
十字線ローソク足十字線十字線は、始値と終値がまったく同じ数値の状態です。
実体のない形をしており、相場転換の示唆があります。

ローソク足チャートは「バーチャート」に切り替えも可能

FX取引では、基本的にローソクの形をしたチャート使用します。

しかし、MT4アプリ(MetaTrader4)ではバーチャートへの切り替えも可能です。

バーチャートは、高値と安値を結んだ棒足を示します。

始値が左側に表示されており、終値が画像右側に表示したチャートです。

下記では、ローソク足とバーチャートを以下で比べてみました。

FX為替チャート1

バーチャートは、3本値(高値・安値・終値)の3本で表示されます。

ローソク足、バーチャートを利用しても、分析方法は変わりません。

ただ、国内証券会社では主にローソク足で表示している会社がほとんどのため、ローソク足に慣れておくと良いでしょう。

ローソク足を見る時のポイントは主に3つ

FXでは、取引をおこなう際にチャートの分析は必要不可欠です。

チャートの分析をおこなうためには、ローソク足を見る時のポイントを覚えておきましょう。

以下では、ローソク足を見る時のポイントを解説します。

ローソク足を見る時のポイント
  • 上昇を示すローソク足の形がある
  • 下降を示すローソク足の形がある
  • トレンド転換を示すローソク足の形がある

ローソク足には上昇を示唆するローソク足の形がある

ローソク足には、上昇を示唆するローソク足の形があります。

ローソク足の形だけを見て、上昇する可能性があると判断可能です。

ただ、あくまで可能性があるだけで、売り注文が先行した場合は、下降方向へ動く可能性もあります。

分析をする際は、下降する可能性もあると踏まえた上で、取引をおこないましょう。

上昇を示すローソク足の形は、以下の通りです。

スクロールできます
名前ローソク足意味
陰の寄付き坊主ローソク足陰の寄付き坊主 下部分のヒゲは、買いが入ったことを示しています。
陰の寄付き坊主の次のローソク足は、陽線から始まる示唆です。
下ヒゲ陽線ローソク足下ヒゲ陽線 下部分に表示されているヒゲが長い陽線です。
一時上昇したが、買い戻されて始値より高くなる状態を意味します。
下ヒゲ陰線ローソク足下ヒゲ陰線 下部分に表示されているヒゲが長い陰線です。
一時下降したが、買い傾向となり始値まで戻ろうとする状態を意味します。
陽の丸坊主ローソク足陽の丸坊主 上ヒゲも下ヒゲも表示されていない陽線です。
ヒゲの表示はないため、相場はさらに上昇する可能性があります。
陽の大引け坊主ローソク足陽の大引け坊主 上ヒゲのない陽線です。
下部分に表示されているヒゲは、一度下降したが上昇してヒゲが表示されている状態となります。
相場は、さらに上昇する可能性があります。

ローソク足には下降を示すローソク足の形がある

ローソク足には、下降を示すローソク足の形があります。

ローソク足は、形で覚えておくと下降サインのローソク足だと判断が可能です。

ただ、上昇を示すローソク足の形と同じように、下降サインだとしても上昇する可能性もあります。

分析をする際は、上昇する可能性を踏まえた上で、取引をおこないましょう。

下降を示すローソク足の形は、以下の通りです。

スクロールできます
名前ローソク足意味
陰の大引け坊主ローソク足陰の大引け坊主下ヒゲのない陰線です。
始値から買い(上昇)が先行した状態となります。
しかし、押し戻されて安値と終値が同じになった状態です。
陽の寄付き坊主ローソク足陽の寄付き坊主下ヒゲのない陽線です。
上ヒゲ部分は、最終的に売りが先行している状態です。
次のローソク足では下降(陰線)から始まる可能性があります。
上ヒゲ陽線ローソク足上ヒゲ陽線一時大幅に上昇したが、終値が始値より高い状態です。
下降途中で終値に達したローソク足を意味します。
上ヒゲ陰線ローソク足上ヒゲ陰線一時大幅に上昇したが、下降して上部分にヒゲが表示されている陰線。
上昇より下降が強いローソク足を意味します。

ローソク足分析をするときの注意点4つ

FX取引でローソク足を見て分析する際は、注意点があります。

FX取引時のリスク管理をするためにも、以下4つの注意点を把握しておきましょう。

ローソク足分析の注意点
  • ローソク足の他時間足も見る
  • 為替相場はローソク足の示す通りに動かない場合もある
  • 経済指標の発表や要人発言に注意する
  • 為替相場は予測不可能な出来事にも影響を受ける

ローソク足の異なる時間足も分析する

ローソク足の異なる時間足も分析することは、市場分析の精度を高められます。

理由や根拠としては、異なる時間足のローソク足を分析すると、以下2つの把握が可能です。

・長期的なトレンド
・短期的な価格変動

FX取引では、長時間の時間足(4時間足や日足など)で確認されたトレンドは、より信頼性があるとされています。

そのため、長時間の時間足で確認したトレンドと、短時間の時間足の動きが合っているかを確認するためにも役立てることが可能です。

以下では、1日以内に取引をおこなうデイトレーダーの分析方法を例として解説します。

まずは、1時間足で市場のトレンドを確認し、上昇トレンドだと確認出来ました。

その後5分足や1分足の分析をおこない、短期的に利益を得られるポイントを見つけ出します。

上記の内容も踏まえて、上昇を示唆するローソク足の形になったら取引開始しよう。

異なる時間足のローソク足を分析することは、FX取引において決定的な要素です。

そのため、1つの時間足では得られる情報も限られます。

利益の機会を最大化させるためにも、リスクを管理しつつ異なる時間足の分析もおこないましょう。

為替相場はローソク足の示唆する通りに動かない場合もある

為替相場は、ローソク足の示唆する通りに動かない場合もあります。

ローソク足分析は、市場の心理や過去のパターンを基にした分析方法です。

そのため、未来の価格変動を確実に予測するものではありません。

ローソク足は、市場参加者の心理も反映され、その心理は常に変化します。

たとえば、短期間に大量の買い注文や売り注文が入った際は、ローソク足分析のパターンとは異なる動きをする場合もあります。

上記の場合、他の市場参加者の心理も買い注文が大量に入ったため、今回の分析は通用しないかもしれないと変化します。

ローソク足分析をおこなう際は、為替市場参加者の心理状況などにも影響されることを踏まえた上で、FX取引をおこないましょう。

経済指標の発表や要人発言に注意する

為替相場は、経済指標の発表や要人発言などからも影響を受けます。

・経済指標の発表:GDPなど市場の方向性を決定づける発表。
・要人発言:中央銀行の総裁や理事などによる政策金利などの発言。

為替相場は、経済指標発表や要人発言がおこなわれた際に影響を受けます。

たとえば、毎月第一金曜日に発表されるアメリカ雇用統計や、中央銀行総裁による政策金利に関する発言などです。

ローソク足分析は、リアルタイムで受けた影響は反映されないため、経済指標や要人発言に注意してFX取引をおこないましょう。

為替相場は予測不可能な出来事にも影響を受ける

為替相場は、政治的な出来事や自然災害などの、予測不可能な出来事によっても影響を受けます。

予測不可能な経済的出来事は、ローソク足の分析には反映されません。

国際通貨基金(IMF)や各国の中央銀行では、市場に与える予測不可能な出来事の影響について議論されています。

たとえば、ある国の中央銀行が予告などをせずに利下げを発表した場合や、予測できない自然災害による影響などの議論です。

FX取引をおこなう際は、予期せぬ出来事も為替相場に影響を与えることも踏まえた上で、取引をおこないましょう。

不連続線(窓)は空間が生じたローソク足を意味する

ローソク足の表示には不連続線(窓)が起こる場合があります。

不連続線(窓)とは、並んでいるローソク足との間に空間が生まれる現象です。

連続しているローソク足の間に空間が生じるため、通称「」と呼ばれます。

不連続線(窓)が起きた場合は、相場転換を示唆しています。

以下の画像では、陽線が連続しており、途中で空間が生まれている為替チャートです。

赤い丸で示している部分を不連続線(窓)といいます。

ローソク足不連続線(窓)

不連続線(窓)が発生したあとは、相場転換が起きて下降していることがわかります。

加えて、不連続線(窓)が発生した場合は、以下2つの相場転換が起こる可能性があります。

不連続線(窓)が陽線の後に生じた場合
基本的に窓発生後、2本目のローソク足で陰線が伸びて下降を示す形となります。

ローソク足不連続線(窓)2

相場の転換を見極めるときは、不連続線(窓)も相場転換のサインとして検討しましょう。

連続線とは重なっているローソク足を意味する

ローソク足が連続して表示されている場合、連続線と呼びます。

基本的には、前述した不連続線窓のように、ローソク足の間に空間は生じません。

そのため、前述した不連続線(窓)は、頻繁に発生しないといえます。

ローソク足の基本的な分析は、連続しているローソク足の位置関係から分析をおこなう認識をもっておきましょう。

また、ローソク足の連続線は、主に3種類存在します。

以下では、連続線からおこなう分析方法を3つ解説します。

連続線からおこなう分析方法
  • はらみ線(はらみ足)
  • 包み線(包み足)
  • かぶせ線

はらみ線は1本目のローソク足が2本目を包んでいる形

はらみ線は、1本目のローソク足が2本目のローソク足を包んでいる形をいいます。

はらみ線は、相場転換を示す指標として分析可能です。

下記画像の赤い丸で示している部分は、はらみ線の状態となります。

ローソク足はらみ線

上記画像では、はらみ線の状態になった後に、相場が上昇していることがわかります。

はらみ線が起きたポイントで買い取引をおこなった場合は、利益を獲得出来たと把握できます。

ただ、はらみ線が起きた場合でも、必ず相場転換するわけではありません。

はらみ線は、1つの指標としてローソク足分析に活用しましょう。

包み線とは小さなローソク足のあとに大きなローソク足が続く形

連続線の包み線とは、最新のローソク足が1つ前のローソク足の高値と安値を包みこんでいる形です。

包み線は、はらみ線と同様に相場転換の指標として活用されます。

下記画像の黄色の丸で示している部分は、包み線の状態となります。

ローソク足つつみ線

上記の画像では、包み線が発生する前は、青色のローソク足(陰線)で下降している状態です。

包み線が起きたあとは、赤色のローソク足(陽線)が伸びていることがわかります。

上記のように包み線が起きた場合は、買いで取引をおこなうと利益を獲得出来たと把握できます。

ただ、包み線ははらみ線と同様に必ず相場転換するわけではありません。

包み線は、相場転換の1つの指標としてローソク足分析に活用しましょう。

かぶせ線とは上昇する力を上から抑え込んでいる形

かぶせ線とは、陽線の終値の次に表示される陰線が、陽線の中心を超える形をいいます。

以下の画像では、白い丸で示している部分がかぶせ線です。

ローソク足かぶせ線

上記の画像では、陰線が陽線の中心を超えて伸びていることがわかります。

かぶせ線が起きた場合は、相場が下落する可能性がある指標です。

上記の画像からでは、実際に相場が下降に向かっていることが分析できます。

かぶせ線が起きたときに、売りで取引をおこなった場合は、下降した分の利益獲得が可能です。

かぶせ線も1つの指標として、ローソク足分析に活用しましょう。

ローソク足はテクニカル指標と組み合わせて分析できる

ローソク足は、移動平均線などのテクニカル指標と、組み合わせて分析をおこなえます。

テクニカル指標とは?
テクニカル指標は、過去の市場データを基に為替動向を分析するツールです。
トレンド、ボラティリティ、モメンタムなどを測定して、分析をおこなえます。

以下では、ローソク足とテクニカル分析のトレンド指標を組み合わせた分析方法を解説します。

移動平均線との組み合わせは取引開始ポイントを分析できる

ローソク足と移動平均線の組み合わせでは、取引開始ポイントの分析が可能です。

移動平均線は、為替市場の平均値を棒グラフで表します。

たとえば、移動平均線が斜め上方向へ伸びている場合は上昇トレンド、斜め下方向へ伸びている場合は下降トレンドと判断可能です。

また移動平均線は、短期移動平均線と長期移動平均線を用いた、ゴールデンクロスデッドクロスでトレンド分析をおこなえます。

ゴールデンクロス短期移動平均線が、長期移動平均線を下から上にクロスする場合をゴールデンクロスと呼びます。

ゴールデンクロスは、上昇トレンドの開始を意味します。
デッドクロス短期移動平均線が、長期移動平均線を上から下にクロスする場合をデッドクロスと呼びます。

デッドクロスは、下降トレンドの開始を意味します。
移動平均線説明画像

上記画像のようにデッドクロスは、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ抜けています。

その後のローソク足は、下降方向へ変動している状態となり、トレンドも下降トレンドになっていることがわかります。

ただ、ゴールデンクロスとデッドクロスが発生した場合でも、逆方向へ変動する可能性もあります。

FX取引をおこなう際は、分析とは逆方向へ変動する可能性も踏まえた上で、取引をおこないましょう。

ローソク足を問題形式で理解しよう

ローソク足には、さまざまな形があります。

そのため、1つずつ名前を覚える必要があります。

形で覚えるためには、1つずつ問題形式で工夫しながらローソク足を覚えましょう。

例として、以下4つのローソク足で問題を作成しました。

以下2つのローソク足は、以下のどの形に当てはまるでしょうか。

ローソク足問題文
  1. 上昇傾向にあるローソク足
  2. 売りの勢いが続く可能性のあるローソク足
  3. 買いが強くなる可能性のあるローソク足
  4. 上昇、下降のどちらでもないローソク足
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名前ローソク足
1.大陰線ローソク足大陰線
2.十字線ローソク足十字線
3.小陽線ローソク足小陽線
4.下ヒゲ陰線ローソク足下ヒゲ陰線

ローソク足の問題答え合わせ

前述したローソク足の問題の答え合わせです。

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名前ローソク足答え
1.大陰線ローソク足大陰線 売りの勢いが続く可能性があるローソク足。
2.十字線ローソク足十字線 上昇、下落のどちらでもないローソク足。
3.小陽線ローソク足小陽線 上昇傾向にあるローソク足。
4.下ヒゲ陰線ローソク足下ヒゲ陰線 買いが強くなる可能性のあるローソク足。

ローソク足には、ローソク足の形によって傾向が変わります。

ローソク足の傾向は、主に以下の3つです。

・買い傾向にあるローソク足
・売り傾向にあるローソク足
・買い、売りのどちらでもないローソク足

ローソク足は複数の形が存在します。

これからFX取引を検討されている方は、形からローソク足の意味を覚えておきましょう。

まとめ

今回は、FX取引の分析をおこなうために使用する「ローソク足」について解説しました。

今回の記事をまとめると、以下になります。

ローソク足まとめ
  • ローソク足は一目で複数の情報を得られる
  • ローソク足は実体・上ヒゲ・下ヒゲの3つで構成されている
  • ローソク足は上昇・下降を示唆する形がある
  • ローソク足分析をする際の注意点

為替相場を分析するためには、ローソク足やチャート分析は必要不可欠です。

ローソク足やチャートの見方が理解できていなければ、上昇・下落のどちらを示しているかの分析を出来ません。

FX取引をおこなう際は、ローソク足の理解を深めていきましょう。

目次