株ニュース
NY「方向感は薄く反落」
2018/05/18
NY株式市場は小幅反落で方向感のない展開。バレル80ドル台を付けた北海ブレント高や米中通商問題への警戒感が台頭した格好。ただ原油先物は一時約3年半ぶり高値を付けエネルギーセクターは1.3%上昇。主要セクターの中で最大の上昇率となった。原油高やドル高の影響を受ける大型株を小型株がアウトパフォームする展開は継続。ラッセル2000は2日連続で終値ベースの最高値となった。
10年債利回りは3.1%台と約7年ぶりの水準。債券売りは続いている。「市場では債券相場の底がどこになるのか探る動きが続いている。現時点ではどこが底なのかはっきりしてない」という正直な声も聞こえる 。3.25%というのが目先のメドという指摘もある。
週間新規失業保険申請件数は増加したが失業保険受給者総数は約45年ぶりの低水準まで改善。フィラデルフィア地区連銀が発表した5月の連銀業況指数は34.4。1年ぶりの高水準となった。ドルは対円で4カ月ぶり水準に急伸し110円台後半。