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NY「月末のポジション調整で反落」
2020/12/01
週明けのNY株式市場で主要3指数はそろって反落。「過去1カ月の上昇を消化しようとする動き。月末のポートフォリオ調整が影響しての下落。
新型コロナウイルスワクチンの開発進展や来年の景気回復への期待を背景に月間のパフォーマンスは好調。利益確定の動きが広がった」との解釈だ。
S&P500はここ数週間の大幅上昇で月間の上昇率が10.8%。11月としては過去最高となった。
NYダウは11.9%、NASDAQは11.8%上昇。NYダウは1987年以来の大幅な月間上昇率を記録。
S&P500とNASDAQは月間で今年4月以来の大幅上昇となった。
モデルナは、開発中の新型コロナワクチンの緊急使用を食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品庁(EMA)に申請すると発表。株価は20%急伸した。
3市場の売買高は月末要因もあり150億株と急増。
シカゴ景気指数は58.2と前月の61.1から低下。市場予想の59.0を下回った。5月以降で初めての低下。
ダラス連銀製造業景況指数は12.0と前月の19.8から低下。生産指数が25.5から7.2に低下した。
10月の中古住宅販売仮契約指数は前月比1.1%低下の128.9と2カ月連続で低下。市場予想は1.0%上昇だった。前年同月比は20.2%の上昇。「経済指標は一段と軟調になっている」という見方だ。
10年国債利回りは0.842%。2年国債利回りは0.150%。
ビットコインは過去最高値を更新。
ドル円は104円台前半。
SKEW指数は133.95。8日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は91ポイント→88ポイントと低下。