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NY「週末は続落」「週明けも続落」「火曜は反発したものの売買エネルギーは低下」

2020/09/23

「週末は続落」

週末のNY株式市場で主要3指数は続落。アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベットの下げが目立った。
主要株価3指数がそろって3週連続下落。3週連続での下落はNASDAQが昨年8月以来、NYダウとS&P500昨年10月以来。

「優良ハイテク株を売り、他のセクターに買いを入れる最近の動きが継続。経済成長を巡る懸念と言うよりは、利食い売りや調整、セクター間のローテーション」という見方だ。
22日に開かられる「バッテリーデー」が注目されテスラが4.4%上昇。

3市場の売買高は143億株と拡大。
第2四半期の経常収支は、赤字額が前期比52.9%増の1,705億4,100万ドル。世界金融危機さなかの2008年第3四半期以来、約12年ぶりの大幅な赤字額となった。市場予想は1,579億ドルの赤字だった。

ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は78.9に改善。予想の75.0も上回った。
10年国債利回りは0.697%。2年国債利回りは0.141%。
円は対ドルで5日連続上昇し104円台半ばと7週間ぶりの高値水準。

欧州で新型コロナウイルス感染が急拡大していること。米国で追加景気対策法案を巡る与野党間の協議に進展が見られないこと。これらを背景に安全通貨としての円の需要が高まった。

SKEW指数は132.09(前日139.41)。
恐怖と欲望指数は53→52。

「週明けも続落」

週明けのNY株式市場で主要3指数は続落。
NYダウは一時900ドル下落し509ドル安と下落幅は大きかった。S&P500は2日に付けた最高値から約9%下落。欧州市場の下落を受けたとの指摘もある。

新型コロナウイルス感染が再拡大している欧州でのロックダウン(都市封鎖)再導入に懸念が高まったとの解釈。米議会の追加経済対策成立がさらに遅れる見通しが出ていることも懸念要因となった。ルース・ギンズバーグ最高裁判事の死去も追加の景気刺激策が11月3日の大統領選前に成立する見通しを後退させた。

医療保険制度改革法(オバマケア)の先行きを巡る不透明感の高まりからヘルスケアセクターが軟調。航空、ホテル、クルーズ船会社などが下落。複数の大手銀行が内部で問題性を指摘されながらも20年近くにわたり違法とされる巨額な資金を移動させていたとの報道も悪材料視された。

一方、情報技術セクターは上昇。新たなロックダウンでサービス利用が増加するとみられた。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが6.8%高。
3市場の売買高は106億2,000万株。

株式相場が続落する中、債券市場に資金が流れ、国債利回りは低下。
10年国債利回りは0.669%。2年国債利回りは0.139%。

ドル円は商いが薄く104円台後半。
SKEW指数は130.64(前日132.09)。恐怖と欲望指数は52→51。

「火曜は反発したものの売買エネルギーは低下」

火曜のNY株式市場で主要3指数は反発。
財政刺激策や景気回復期待は依然後退モード。ただこのところ足を引っ張っていたアマゾンはバーンスタインが投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げたことから5.7%高。

マイクロソフト、アップル、アルファベット、フェイスブックがそれぞれ1.6%超の上昇。
「市場は安定を求めている。投資家やトレーダーは過度に下げた銘柄に再び注目するだろう」との見方だ。
ただS&P500は過去4日で3.5%下落。

FRBパウエル議長は「米経済が新型コロナ禍に伴うリセッション(景気後退)から著しく回復している。しかし見通しにはかなりの不透明性が存在するため、FRBは必要に応じ一段の措置を講じる」とコメント。

シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は「議会が新型コロナ追加対策を可決させなければ、景気回復の足取りが緩慢になる恐れがある」と警告。
3市場の売買高は86.8億株(前日106.2億株、前々日143.1億株、20日平均は94.7億株)。

全米リアルター協会(NAR)の8月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比2.4%増の600万戸。2006年12月以来約14年ぶりの高水準に達した。ただ影響は限定的。

10年国債利回りは0.670%。2年国債利回りは0.137%。
ユーロ/ドル一時、節目となる1.17ドルを下抜け7月以来の安値を付けた。ドル円は104円台後半。
SKEW指数は130.08(前日130.64)。恐怖と欲望指数は51→52。

 

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