株ニュース
NY「午後失速」
週明けのNY株式市場で主要3指数はまちまちの動き。NYダウは10ドル高と続伸。
今週から本格化する主要企業の決算発表を前にハイテク株などに業績期待の買いが入った場面もあった。もっとも一時563ドル高から引けにかけて急速に伸び悩んだ格好。
カリフォルニア州のニューサム知事が米東部時間午後3時から会見。「コロナ感染の再拡大を受けてレストランの店内飲食や劇場などの閉鎖を命じたことが嫌気された」との見方だ。
ただ売りが目立ったのは本来なら業績がコロナウイルスの影響を受けにくいとされるハイテクセクター。悪材料をきっかけに投資家心理が悪化。「PERが割高な水準にあったハイテク株にいったん利益確定売りが出た」という声が聞こえる。
ナスダック総合株価指数は226ポイント(2.1%)安の10,390ポイント。午前中には1万824ポイントで上昇する場面があったが午後に入って午前の高値から4%下落。
マイクロソフトとアマゾンは3%、ネットフリックスとエヌビディアは4%下落。
S&P500は2月25日以来の高値を付けてから反落。
6月財政収支が8,640億ドルの赤字と前年同月の80億ドルの赤字から拡大。新型コロナウイルス救済プログラム関連の支出が引き続き増加。一方、個人や法人からの税収が減少した。
ニューヨーク連銀の6月調査。「米国の消費者らは新型コロナウイルスに端を発した経済危機が最悪期を脱したと楽観視。一方、失業した場合の再雇用や収入に関しては根強い不安を抱いている」。
10年国債利回りは0.618%。2年国債利回りは0.154%。
ドル円は107円台前半。VIX指数は32.25と6月26日以来の高水準。1日としての上昇幅(4.9ポイント)は6月11日以降で最大。
恐怖と欲望指数は59→54。SKEW指数は128.52。14日ぶりの130ポイント割れ。(6月19日125.38→30日148.27)。