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NY「ISMが期待外れ」
2019/12/03
週明け月初のNY株式市場で主要3指数は続落。NYダウは268ドル安の27,783ドルとほぼ安値圏で引けた。
ISM製造業指標は48.1と前月から0.2ポイント低下。市場予想(49.4)に反して落ちこみ50ポイントを4カ月連続で下回った。
「米製造業の悪化が米経済成長の重荷になるとの懸念」からの売り物優勢の展開。ボーイングやユナイテッド・テクノロジーズなど製造業関連銘柄が下落のけん引役となった。アップルやエヌビディアなども下落。
余計なことにトランプ米大統領は「ただちにブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す」とツイート。「米国とその他の諸国で貿易摩擦が広がる」と解釈された。
冴えない経済指標は債券市場にも影響し2年債と10年債の利回り差は前週末から拡大。
10年国債利回りは1.820%。2年国債利回りは1.604%。
米国債利回りの上昇には反応薄でドル円は108円台後半。恐怖と欲望指数は79→73に低下。