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NY「恐怖と欲望指数は89まで上昇」
2019/11/06
NY株式市場でNYダウとNASDAQは3日続伸。S&P500小幅に3日ぶりの反落。
「株価は過去最高値水準で買い一服。投資家は通商協議を巡りやや神経質になっている。金利上昇を受けた金融株へのシフトや商品価格上昇に伴うエネルギー株へのシフトが目立つ」という声が聞こえる。
ボーイングが2.05%高。アドビは2020年度通期の見通しなどを好感して4.25%上昇。一方第3四半期決算で赤字が拡大したウーバー・テクノロジーズは9.85%の急落。
ISM非製造業総合指数は54.7と市場予想を上回って着地。「製造業の減速が他部門に波及しているとの懸念が和らいだ」との解釈だ。
これを受けて国債利回りは上昇継続。10年債利回りは一時1.873%と9月16日以来6週間ぶりの水準まで上昇した(価格は下落)。2年国債利回りは1.622%。10月初旬時点では44%だった12月の利下げ確率は5%。
米中通商合意への期待感からリスク許容度は上昇。安全通貨とされる円とスイスフランが対ドルで下落。ドル円は109円台前半。
恐怖と欲望指数は86→89に上昇。2017年秋以来の警戒水準となったが依然見えないフリ。