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寄前「10月高→翌年2月高のアノマリーの前提条件は整った」

2019/10/31

水曜の日経平均は寄り付き21円安、終値131円安。8日ぶりの反落で続伸記録をストップした。
「東証1部上場銘柄のうち1,341(62%)が上昇。実勢はプラス。逆に日経平均225銘柄のうち141銘柄が値下がり。ハイテク比率の高い銘柄の売りが目立った」という見方だ。

東証1部の売買代金は3兆3,796億円。浮動株比率の見直しに伴う売買があったために膨らんだ格好。ちなみに昨年10月30日は4兆円台まで増えていた。来年のために記憶しておくべきスケジュールと記録だろう。
値上がり1,341銘柄、値下がり757銘柄。新高値214銘柄と増加。新安値3銘柄。

騰落レシオは124.81。NTレシオは13.87倍と過去最高水準。
25日線からは3.3%、200日線からは7.2%のプラスかい離。サイコロは10勝2敗で83.3%。

松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.224% 。買い方▲6.877%。
常識論では信用評価損率が▲5%よりも改善すると第一次警戒ゾーン。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方プラス0.432%。またプラス圏に浮上した。買い方▲13.750%。

空売り比率は48.9%。154日連続40%超。少し甘くなるとすぐに50%に近づく傾向は変わっていない。空売り規制なし銘柄の比率は7.1%。
10月25日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.64%と3週連続の改善。昨年12月21日時点の▲19.21%をボトムに今年の最低水準となってきた。昨年12月14日時点で4.00倍だった信用倍率。9月20日時点で1.82倍まで低下し直近は2.11倍。1兆円を超えていた信用売残の減少が寄与した格好だ。売り残のアローワンスあと2,000億円程度減少。一方買い残のアローワンスはあと1兆円の増加と見込まれよう。

また10月25日時点の裁定売り残は1,702億円減の1兆3,687億円。減少は7週連続。
当限は1,917億円減の1兆1,906億円。翌限以降は215億円増の1,780億円。
同裁定買い残は571億円増の5,729億円。増加は2週連続。
当限は655億円増の5,331億円。翌限以降は84億円減の397億円。
結局9月6日時点から裁定売り残の解消が約1兆円。

日経平均の同期間の上昇(21,199円→23,008円)は1,809円だった。売り残解消1兆円で日経平均2,000円高。5,000億円減で日経平均1,000円高と計算できようか。

日経HVは13.1、日経VIは15.49。日経平均採用銘柄のPERは12.89倍。EPSは1,772円。PER13倍で23,036円と計算できる。PBRは1.13倍。 BPSは20,215円。日経平均の益回りは7.76%。

シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の22,825円。高値22,850円、安値22,710円。

気学では木曜は「押し目買いの時点にある時は買い方針。逆なら見送れ」。
金曜は「下放れたら買い。上放れたら売り方針良し」。

月足陽線基準は21,885円。2か月連続の月足陽線は間違いないだろう。これで今年は月足で6勝4敗で負けはなくなる。
「10月高→翌年2月高」のアノマリーの前提条件は整った。

 

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