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NY「実態悪を利下げ期待が上回り反発」
2019/10/04
NY株式市場で主要3指数はそろって3日ぶりの反発。ISM非製造業総合指数(NMI)は52.6と市場予想の55.0を下回って着地。2016年8月以来3年ぶりの低水準となった。ISM製造業景況感の悪化と同様に嫌気されNYダウは一時200ドル程度下落した。ただ過去2日間合計で一時は1,000ドルの下落となっていたこともあり反発。
「通商問題の影響が経済の広範な分野に波及している可能性」から利下げ観測が高まったことが背景。10月のFOMCで利下げ確率は40%から90%に上昇した。
マイクロソフトやフェイスブックが上昇。ペプシコも買われた。
8月の製造業新規受注は前月比0.1%減と前月の1.4%増からマイナスに転じた。市場予想は0.2%減だった。
前週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比4,000件増の21万9,000件と小幅な増加。市場予想は21万5,000件だった。
国債利回りは6日連続の低下。10年国債利回りは1.534%。2年国債利回りは1.392%。
ドル円は107円台後半。
市場の課題は今夜の雇用統計となった。