株ニュース
No.778「タマゴは高い」
週末のNY株式市場は続落。
トランプ政権が米証券取引所に上場する中国株の廃止を検討していると報道。
米中貿易摩擦が激化するとの懸念が高まったとの解釈。
「米国の政策が上海株の急落を招き、中国に問題をもたらすとすれば、
10月10日から始まる通商協議にマイナスの影響を及ぼす可能性がある」との声がある。
ただ具体的にどのように中国株を上場廃止にするのかは不明。
今年2月時点でNYSEおよびNASDAQ市場に上場する中国企業の数は156社。
うち最低11社が中国国有企業だ。
「米国で販売される証券はすべて米証券法に従う必要がある。当たり前すぎる」という指摘もある。
S&P500が50日移動平均線を一時下回ったことも悪材料視された。
週間では主要3指数は下落。
S&P500とNASDAQの週間下落率は8月以来の大きさ。
8月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比0.1%増と市場予想の0.3%増を下回り前月から減速。
また8月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比0.2%減。
市場予想の横ばいに反して落ち込んだ。
ドル円は107円台後半。
ユーロ/ドルは一時2017年5月以来の安値水準。
恐怖と欲望指数は57→52に低下。
週末の日経平均は寄り付き114円安、一時314円安まであって終値169円安。
配当権利落ち分160円程度に見合う下落。
大引けにかけて下げ渋った格好。
前引けから下げていたので日銀のETF買い期待もあって実勢水準まで引き戻したという見方だ。
もっともトランプ大統領の弾劾問題、香港の反政府活動、英国政治の難航など政治リスクが意識された格好。
日経平均のマイナスは今月4回目。
週明けも安いと8月初め以来の続落となる。
ジャスダック平均の連騰は前日までの14でストップ。
東証1部の売買代金は2兆3,672億円。
配当の再投資はどこへいったのかという感じだ。
値上がり418銘柄、値下がり1,677銘柄。
新高値45銘柄(前日178銘柄)、新安値7銘柄(前日ゼロ)。
騰落レシオは129.58。
日経平均は週間では200円の下落。
週足は6週ぶりに陰線。
25日線からは2.8%、200日線からは3.1%のプラスかい離。
サイコロは9勝3敗で75%。
松井証券信用評価損益率で売り方▲2.503%。
買い方▲14.306%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.137%。
買い方▲9.112%。
空売り比率は46.5%で134日連続の40%超。
日経HVは11.3、日経VIは16.81。
東証REIT指数は3日続伸。
日経平均採用銘柄のPERは12.42倍でEPSは1,761円。
PBRは1.09倍でBPSは20,072円。
日経平均益回りは8.05%。
シカゴ225先物終値は大証日中比105円安の21,705円。
高値21,985円、安値21,670円。
25日線は21,282円。
75日は21,246円。
200日線は21,225円。
ゴールデンクロスは完成だ。
6カ月線(21,373円)と12ヶ月線(21,324円)もGC。
24か月線21,938円復活が欲しい。
月足の勝手雲の上限はしばらく21,698円。
ボリンジャ─のプラス1σが21,935円。
配当落ち分を早々に埋める為には22,048円が必要だ。
月足陽線基準は20,620円。
3月月中平均は21,414円(TOPIXは1,602ポイント)。
昨年9月月中平均は23,188円。
気学では「強日柄にして後場高のこと多し」
火曜は「前日高かりし時は反落する日」
水曜は「弱含みの日。戻り売り方針で駆け引きせよ」
木曜は「案外高き日なり。逆に安き時は翌日高し」
金曜は「初め高いと後安の日。逆の時は見送れ」
気学の10月は「保合い後乱高下するも下旬途転売り。戻ったらさらに売れ」と良くない。
3月末日経平均は21,205円。
4月初値は21,500円。
お化粧の必要もない9月中間期末だ。
土曜日経では「鶏卵、卸価格3割高」の見出し。
台風15号の影響もある鶏卵の卸価格は9月に3割値上がりしたという。
秋以降の需要期にはたまご不足の可能性。
小売り価格は1年半ぶりの高値水準となっており高止まりの予想。
このマインドが株式市場にも回ってくるとありがたいのだが・・・。
株価とラグビー。
一見関係はなさそうに見える。
しかし「ゲインライン」という観点に立つと、日ばかりであれば寄り付きがゲインライン。
もっと長い目で見れば過去の高値がゲインラインという考え方もできるような気がする。
ゲインラインとはプレーが始まった場所から見て、ボールが前に進んだかどうかの基準。
スクラム、ラインアウト、ラック、モール。
これが攻撃の起点。
起点となる密集の真ん中からゴールラインと平行に架空の横線を引いたものがゲインラインだ。
「攻撃権を維持するには、できるだけ前で密集をつくった方がいい」というのがラグビー理論。
攻撃側はゲインラインを超えた地点での、マイボールでの再開を狙う。
防御側はタックルラインで相手を倒し、ボールを取り返す。
(ア)ゲインラインを越えて、ボールも保持している
(イ)ゲインラインを越えたが、相手ボールとなった
(ウ)ゲインラインを越えなかったが、ボールは保持している
(エ)ゲインラインを越えず、相手ボールとなった
これは株価にも通じるような気がする。
東証投資主体別売買動向(週間)9月第3週、外国人2週連続売り越し(619億円)
個人5週連続売り越し(2565億円)信託銀行、2週連続買い越し(117億円)
東証マザーズ投資主体別売買動向(週間)9月第3週、
外国人3週連続買い越し(95億円)個人4週ぶり売り越し(97億円)
ジャスダック投資主体別売買動向(週間)、9月第3週
外国人3週連続買い越し(13.04憶円)、個人8週連続売り越し(8.05憶円)
NYダウは70ドル安の26,820ドルと続落。
NASDAQは91ポイント安の7,939ポイントと続落。
S&P500は15ポイント安の2,961ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は67ポイント安の10,341ポイント。
SOX指数は2.36%の上昇。
VIX指数は17.22。
3市場の売買高は66.8億株(直近20日平均は72億株)。
225先物CME円建ては大証日中比105円安の21,705円。
ドル建ては大証比日中比80円安の21,730円。
大証夜間取引終値は日中比110円高の21,970円。
ドル円は107.92円。
10年国債利回りは1.687%。
2年国債利回りは1.637%。
テクニカル的にはヨシムラ(2884)、gumi(3903)、
ショーケース(3909)、セグエ(3968)、コタ(4923)、
オークマ(6103)、SMC(6273)、渋谷工(6340)、
NEC(6701)、IDOM(7599)、萩原工(7856)、
東天紅(8181)、日伝(9902)が動兆。
◇━━━ カタリスト━━━◇
応化工(4186)・・・動兆
東京応化工に注目する。
同社は半導体製造工程で使われるフォトレジスト世界的大手。
液晶用や化学薬品、関連装置も展開。
業績は復調。
必要不可欠な銘柄。
(3,985円)
チャート
↓
http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=4186
◇━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
9/06◆HEROZ(4382)16,310円→12,860円 ロスカット
9/09★EMネット(7036)3,090円→2,978円 調整
9/11★昭和電工(4004)3,050円→2,847円 調整
9/12★ETS(1789)609円→550円 調整
9/13★石原ケミカル(4462)1,724円→1,647円 調整
9/18★ピーバン(3559)1,356円→647円(分割) 調整
9/19☆B&P(7804)1,882円→1,997円 堅調
9/20★萩原工業(7856)1,530円→1,522円 調整
9/25☆フルサト工業(8087)1,462円→1,470円 堅調
9/26☆ディップ(2379)2,592→2,601円 堅調