株ニュース
NY「恐怖と欲望指数は44まで回復」
2019/09/10
週明けのNYダウは38ドル高の26,835ドルと4日続伸。
7月31日以来ほぼ1カ月ぶりの水準を回復した。
10月の米中閣僚級貿易協議が進展するとの期待からキャタピラやインテルなど中国関連銘柄を中心に買い優勢の展開。
長期金利が上昇。
JPモルガンやゴールドマンなど金融株が大幅高。
ただ上値は限定的だった。
主要500社ベースの予想PER約17倍。
過去1年近くのレンジの上限に近づいている。
高値警戒感から上昇基調が続いていたマイクロソフトなどが利益確定売りに押された。
ボーイングも足を引っ張った格好。
NASDAQは続落。
S&P500は小幅反落。
NYダウ、NASDAQ、S&P500いずれも最高値まで約2%の水準に迫った。
ただ「上昇をけん引する銘柄、業種に欠けた」との解釈だ。
ラッセル2,000は最高値から12%以上低い水準。
3市場の売買高は74.2億株と増加(過去20日平均は67.7億株)。
エネルギーは回復してきた。
ダウ輸送株指数は大幅続伸とSOX指数は小幅続伸。
10年国債利回りは上昇(価格は下落)し1.64%水準。
米長期金利が上昇し日米金利差が拡大するとの観測から円売りトレンド。
一時は107円28銭と8月2日以来ほぼ1カ月ぶりの円安・ドル高水準となった。
恐怖と欲望指数は39→35→44と上昇傾向。