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NY「ISM製造業景況感が50ポイント割れ」

2019/09/04

3連休明けのNY株式市場は大幅に下落。レーバーデー明けの相場は3年連続の下落となった。サイコロが9勝6敗だった過熱感を放射した。休暇中の米中貿易摩擦問題の報復合戦を改めて嫌気した格好。

ISM製造業景気指数が49.1と前月の51.2から低下。市場予想の51.1を下回った。2016年8月以来初めて景気拡大・縮小の節目となる50を割り込んだことが嫌気された。

「米中貿易摩擦が企業業況感の重荷。新規受注や雇用が悪化し全体を圧迫した。日本、ユーロ圏、英国、中国ではすでに製造業活動が縮小。米国もこれに追随する格好となった」との解釈だ。ただエコノミストが景気後退の水準とみなす43の水準はなお上回っている。

先行指標として注目される新規受注指数は47.2と前月の50.8から低下。12年6月以来の低水準。輸出向け新規受注は4.8ポイント低下。09年4月以来の水準に落ち込んだ。

雇用指数も47.4と51.7から低下し16年3月以来の低水準。業種別では、家具関連、機械、化学製品などの9業種が拡大。輸送機器、一次金属、電気機器・電化製品・部品など7業種が縮小。米国一人勝ちの構図が崩れてきた格好だ。中国で売上高の大半を稼ぎ出す半導体セクターが大幅安い。

SOX指数は1.8%安。中国経済の減速を背景に8月のマカオのカジノ収入が減少したことが圧迫材料となりカジノ関連が軟調。
737MAX機の認証手続き完了にさらに数週間の時間が必要との見通しからボーイングが2.7%下落。NYダウを押し下げた。

10年国債利回りは一時1.42%台まで低下。ユーロ/ドルは一時2年4カ月ぶりの安値を付けたがその後は1.966ドルとほぼ変わらず。ECBが来週の理事会で0.20%利下げする確率は80%以上。欧州株式市場は反落。

ドル円は0.2%安の106.29円。SKEW指数は3日続伸で115.37。恐怖と欲望指数は23→26に上昇。
「極端なビビリ」から「ビビリ」となった。

トランプ大統領は「中国との交渉は非常にうまくいっている。大統領再選以降の妥結はずっと困難になるだろう。中国のサプライチェーンは崩壊。企業や雇用、資金が奪われることになる」と遠吠えチックにツイート。

 

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