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株ニュース

No.753「重み」

2019/08/29

経営者の言葉というのは軽いようで重い。
興味深かったのは28日日経朝刊でのトヨタの社長石田退三氏の言葉。
「トヨタの石田やけど、おたくのおやじさんから電話もらえんかな。」
電話を取ったのは松下電器産業の名古屋事務所の中村邦夫氏(のちの社長)
「おやじさん」とは松下創業者の松下幸之助さんのことだったという。
石田氏の言葉は「大阪に電話すると電話費が高うつくねん。」
トヨタの本質を見事に表現した言葉だ。
大学のクラブの3年先輩が当時のトヨタ自動車に入社後、見せられたのは社内便の封筒。
何度も何度も行き先が張り替えられボロボロになっていた記憶は薄れない。
今は世界のトヨタとパナソニック。
それでも昔は名古屋のトヨタと大阪の松下。
成長企業の逸話ではある。
もっとも昭和24年にトヨタが倒産の危機に陥り日銀に助けられた歴史など知るすべもないが・・・。
もう一つは23日の日経朝刊での「日本製鋼所」の記事。
同社は兵器メーカー⇒石油精製プラント⇒原発関連⇒産業用機械へと大きく変身してきた。
車載電池用のセパレータなどの成形機(世界最大級のフィルムシート製造装置:広島工場)は超人気。
マグネシウム成形機も人気
発祥は北炭や英国アームストロング社と組んだ室蘭。
原子炉用圧力機器の世界社シェアは」7→8割に達していた。
「室蘭が止まれば世界の原発が止まる」とまで言われた。
福島事故以来3期連続の最終赤字。
17年から社長の宮内社長の言は「社内に残る原発への郷愁を断ち切ること」だった。
「原発は事業として成り立たない。生まれ変わろう」と宮内社長
原発への郷愁を断ち切るという決断だ。
月島機械と提携し下水汚泥装置にも進出。
前期連結営業利益はがん発事故後としては最高を記録した。
証券市場も「郷愁を断ち切る」ことが求められているのかも知れない。

「月初のマド明け」という今年の流れ。
1月大発会は下に窓開けて452円安(月足陽線▲△)
2月はマド明けなし(月足陽線ー▲)
3月1日の翌営業日の4日(月)は上に窓開けて219円高(月足陰線△▲)
4月1日は上にマド明けて303円高(月足陽線△△)
5月7日の翌営業日の8日(水)は下にマドあけって321円安(月足陰線▲▲)
6月3日の3日新甫は下にマド明けて190円安(月足陽線▲△)
7月1日は上にマド明けで454円高(月足陰線△▲)
8月は1日は落ち着いたが2日にマド明けで453円安(▲▲)

マドを明けていない月初は2月だけ。
そしてマドの下向き上向きと月足に因果関係は見出せない。
それでも月変わりでマド明けての相場の変化のリズム。
さて2日新甫の9月もやはりマドが空くのだろうか。


◇━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
8/14◆ワイエイシイ(6298)974円→576円 ロスカット
8/15◇CAP(3965)1,221円→1,004円 タッチ
8/16◆共栄セキュ(7058)4,565円→4,085円 ロスカット
8/19★ピックルス(2925)2,267円→2,247円 調整
8/21◇やまびこ(6250)957円→979円 タッチ
8/22★エボラブル(6191)2,138円→1,874円 調整
8/23★ギークス(7060)3,840円→1,650円(分割) 調整
8/26☆イワキ(6237)894円→894円 堅調
8/28★京急(9006)1,936円→1,930円 調整
8/29★日製鋼(5631)1,781円→1,785円 調整

 

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