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株ニュース

No.747「一週早い二百十日、仏の顔も三度まで」

2019/08/26

週末のNY株式市場はほぼ全面安の展開。
NYダウは623ドル下落。
今月3度目の600ドル超の下落。
「仏の顔も三度まで」なんて言葉は西洋にはないかも知れないが・・・。
ただ200日線(25,616円)が依然サポートした格好。
NASDAQは3%安。
「中国が米国製品に対する追加報復関税を発表。
トランプ大統領も米企業に中国からの撤退を要求。
報復合戦で米中貿易摩擦が一段と激しさを増したことを嫌気し売り注文が相次いだ」との解釈。
米国から輸入する750億ドル相当の製品に対し5─10%の追加関税。
対象となるのは米国から輸入する大豆を含む農産物や原油、小型機などを含む計5,078品目。
一部製品に対する追加関税は9月1日、残りは12月15日に発動する方向。
インテル、アップルなどハイテク関連が売られSOX指数は3.9%安と大幅下落。
ジャクソンホールは忘却の彼方のような恰好だった。
FRBパウエル議長のワイオミング州ジャクソンホールでの講演は通過。
「FRBが足元の景気拡大を維持すべく適切に対応する」とコメント。
今後どれほど速いペースで利下げを行うのか手掛かりを示さなかった。
トランプ氏大統領は痛烈にパウエル議長を批判。
週間では各指数とも4週連続で値下がり。
S&P500は過去1カ月間で5.8%下落。
3市場の売買高は80.7億株と増加。
10年国債利回りは1.52%台に低下。
2年国債と10年国債の利回り格差は逆転した。
「貿易戦争を激化させることで、トランプ大統領はFRBから利下げを引き出すことができる」という見方も登場。
ドルは幅広い通貨に対して下落。
ドル円は一時104円台があって105円台前半。
トランプ大統領は「これまでに課している2,500億ドル相当の中国製品に対する関税を現在の25%から30%に引き上げる」と表明。
適用は10月1日。
中国製品3,000億ドルに課す追加関税第4弾の税率も10%から15%に引き上げるとした。
「大統領としてもはや許すことはできない。
偉大な米企業に対し、中国の代替先を即時に模索するよう命じる。
事業を米国に戻し、米国内で生産することも含まれる。
われわれに中国は必要ない。
率直に言えば、中国がいない方が状況はましだろう」とツイートした。
恐怖と欲望指数は25→17に低下。
ただ8月2日に点灯していたヒンデンブルグオーメンは消えている。

週末の日経平均は静かな上昇し終値で20,700円台を回復した。
寄り付き48円高、大引け82円高で日足は陽線。
5日線も上回った。
週間では292円高で週足は4週間ぶりの陽線。
東証1部の売買代金は1兆5,627億円とまた1.6兆円割れ。
値上がり1,104銘柄、値下がり933銘柄。
新高値31銘柄。新安値92銘柄はアンバランスだった。
騰落レシオは92.32。
楽観モードをぶち壊してくれたのは週末の米中トップの報復的言動。
関税合戦がエスカレートした格好だ。
NT倍率は13.77倍。
25日線からは1.4%、200日線からは2.7%のマイナスかい離。
サイコロは8勝4敗で66.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.563%。
買い方▲13.011%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.135%。
買い方▲17.080%。
空売り比率は44.1%で111日連続40%超。
日経HVは13.4、日経VIは17.31.
日経平均採用銘柄のPERは11.67倍でEPSは1,774円。
PBRは1.02倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比530円安の20,190円。
高値20,725円、安値20,130円。
ボリンジャーのマイナス1σが20,513円。
マイナス2σが20,013円。
あれだけ「待たれた」ジャクソンホールは日中関税戦争激化にかき消された格好。
一方で日米貿易交渉は基本合意で自動車関税は引き上げられない方向。
ここに北朝鮮のミサイル発射や韓国の竹島周辺での軍事行動開始が加わった。
連立方程式を解くのが苦手な市場は「米中貿易摩擦」をテーマにするのだろう。
気学では「吹き値売り方針の日。初め高くても後安し。」
火曜は「安日柄にして後場急落すること多し。」
水曜は「弱体日。戻り売り方針で駆け引きせよ。」
木曜は「一方に偏して動く。足取りにつくべし。」
金曜は「突っ込み買いの日。逆に上寄り高きは見送れ。」
月足陽線基準の21,540円は遠い。
ドル円は一時104円台までの円高。
日経平均採用銘柄のBPSは20,304円。
一週間早い二百十日という格好だ。

その二百十日。
立春から数えて210日目で今年は9月1日。
稲が開花する重要な時期。
そして台風に見舞われることも多い時期。
二百十日と二百二十日、これに八朔が加わり三大厄日とされる。
八朔の別名は「田の実の節句」。
田の実=頼みで豊作祈願の日となる。
今年は8月30日。

NYダウは623ドル安の25,628ドルと3日ぶりの大幅反落。
下落幅は一時700ドルを超えた場面もあった。
NASDAQは239ポイント安の7,751ポイントと続落。
S&P500は75ポイント安の2,911ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は333ポイント安の9,739ポイント。
SOX指数は4.36%の下落。
VIX指数は19.87。
3市場の売買高は80.7億株と急増(過去10日平均は74.8億株)。
225先物CME円建ては大証日中比530円安の20,130円。
ドル建ては大証比525ポイント安の20,135ポイント。
円建てとドル建てが再逆転し元に戻った。
大証夜間取引終値は日中比510円安の20,210円。
ドル円は105.39円。
10年国債利回りは1.533%。

225先物はソジェン・ドイツ・クレディ・大和・アムロ・パリバが買い越し。
野村・GS・みずほ・楽天・メリル・SBIが売り越し。
TOPIX先物は野村・ドイツ・大和・GSが買い越し。
ソジェン・バークレイズ・UBSが売り越し。

テクニカル的には東洋建(1890)、プリマ(2281)、
アルペン(3038)、ニッケ(3201)、サンセイランディック(3277)、
オンリー(3376)、gumi(3903)、ベル24(6183)、
石川製(6208)、化工機(6331)、QB(6571)、
フタバ(7241)、ドウシシャ(7483)、サイゼリヤ(7581)、
任天堂(7974)、日立ハイテク(8036)、オークワ(8217)、
平和堂(8276)、東洋証(8614)、ダイビル(8806)、
イオンモ(8905)、東映(9605)、スクエニ(9684)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
イワキ(6237)・・・動兆
イワキポンプに注目する。
同社は化学薬液の移送用ケミカルポンプ専業メーカー。
五輪に伴うビル改修需要で冷却塔向けなど水処理関連が上向き。
2次電池部材製造用定量ポンプなど化学向けも拡大基調。
国内人工透析や中国生化学分析用途が好調。
9日に20年3月期第1四半期(19年4→6月)の連結決算を発表。
大幅な減益となり、嫌気された。
ただ先行投資による経費増は将来への布石。
突っ込みリバウンド期待。
(894円)
チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=6237

◇━━━トラッキング━━━◇
・・・7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
8/07◇日東工業(6651)1,970円→1,926円 タッチ
8/08★東エレデバ(2760)1,935円→1,881円 調整
8/09◇UT(2146)1,794円→1,877円 タッチ
8/14◆ワイエイシイ(6298)974円→624円 ロスカット
8/15◇CAP(3965)1,221円→1,260円 タッチ
8/16◆共栄セキュ(7058)4,565円→4,275円 ロスカット
8/19★ピックルス(2925)2,267円→2,180円 調整
8/21◇やまびこ(6250)957円→982円 タッチ
8/22★エボラブル(6191)2,138円→2,068円 調整
8/23★ギークス(7060)3,840円→3,700円 調整

 

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