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NY「トランプ大統領が相場を弄んでいるうちに市場に翻弄されてしまった」

2019/08/15

NY株式市場は急反落。主要3指数は約3%の大幅下落となった。NYダウは800.49ドル安。下落幅は2018年10月以降で最大となった。米国債の長短金利(10年債と2年債)が12年ぶりに一時逆転。景気後退懸念が高まったとの解釈だ。

ドイツと中国の経済指標が軟調となったことも悪材料。潜在的悪材のEU離脱問題や香港、ベネズエラ、イタリアなど地政学的な緊張の高まりで世界経済が減速しつつあるとの見方だ。「レーバーデー後までこうした状況は続く」という悲観論も聞こえる。

S&P500の主要11セクターはすべてマイナス。個別では下方修正した百貨店のメーシーズが13%安。製薬のマイラインが8.5%安、フェイスブックは4.6%安。

30年国債利回りは過去最低の2.015%。10年国債利回りは16年9月以来の低水準となる1.574%まで低下した場面もあった。2年国債利回りは1.589%まで低下した。
「利下げが目先の問題を解決する効果に大きな疑問符が付く」という声もある。

ドイツの第2四半期の国内GDP速報値は前期比0.1%減とマイナスに転じた。安全資産としての円とドルは上昇。ドル円は105円台前半。

長短金利の逆転は作為的に演出することも不可能ではなかろうがトランプ大統領が相場を弄んでいるうちに市場に翻弄されてしまったという格好だ。
「市場は神聖不可侵。弄んではいけない」というのは古来からの教訓でもある。

VIX(恐怖)指数は22.27に上昇。恐怖と欲望指数は27→21に低下。25を割れ込んだ超ビビり状態となっている。課題は今夜のリバウンドがあるかどうかだ。恐怖と欲望指数が18まで低下すればリバウンドとみたいところ。

 

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