株ニュース
NY「小動き」
2019/07/03
NY株式市場は小動きでの続伸。USTRがEUに対する追加関税の対象規模拡大を検討していると発表したことが警戒されたがプラス圏。「世界的に経済指標が軟調となる兆しが出る中、市場の関心は各国中銀の金融政策、および企業決算に再びシフトする」。という都合の良い解釈だ。
原油安を受けてエネルギーセクターは軟調。米中会談通過で盛り上がった売買エネルギーも低下し3市場の売買高は約63億株(過去20日間平均は70.2億株)。
イングランド銀行のカーニー総裁が「景気減速に対応するために若干の支援が必要になる」とコメント。英中銀が年末までに利下げを実施するとの観測が高まった。英国10年国債利回りは2年半ぶりの水準に低下。つれて米10年国債利回りも2%を割れて推移。FRBが7月のFOMCで少なくとも25ベーシスポイントの利下げに踏み切る可能性は100%との予測だ。
4日の独立記念日を控え債券市場は3日は短縮取引、4日は休場。
JPモルガンがまとめた世界製造業指標が約7年ぶりの低水準となった。
ドル円は107円台後半での推移。