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株ニュース

No.690「再投資と分配金」

2019/06/28

NY株式市場でNYダウは小幅に3日続落だったがNASDAQとS&P500は上昇。
S&P500は5日ぶりの反発で終値ベ─スでの過去最高値に迫った。
NYダウの下落はボーイングの影響との見方だ。
貿易戦争の一時休戦で合意したとするとの香港紙報道を好感。
しかしウォール・ストリート・ジャーナルの報道。
「習近平中国国家主席が貿易戦争解決に向けた条件をトランプ米大統領に提示する」で期待はしぼんだ格好。
中国商務省の報道官の「ファーウェイへの米国技術売却禁止を撤回するよう要請する」とのコメントが警戒材料となった。
半導体関連は堅調でSOX指数は1.5%上昇。
第1四半期実質GDP確報値(季節調整済み)は年率換算で修正なしの前期比3.1%増。
市場予想と一致した数字で着地した。
輸出と在庫が押し上げ要因だった一方、国内需要は弱かった。
「第1四半期GDP統計は、年初の米経済の活力を巡り誤解を招く内容になった。
第2四半期GDPからは、米経済が転換期を迎えたことが示されるだろう」という声が聞こえる。
米経済は7月で景気拡大が10年に達する。
「拡大期間として過去最長だが勢いはなくなりつつある。
製造業が苦戦しているほか、貿易赤字は再び拡大。
住宅部門は不振にあえいでいる」という見方だ。
債券市場は米中通商協議が想定よりも複雑化する可能性があるとの見方が支配的。
安全資産としての米債に対する需要が高まったことで国債利回りが低下(価格は上昇)した。
10年国債利回りは2.01%台で推移。
東京時間で108円まであったドル円は107円台後半で推移。

木曜の日経平均は寄り付き70円高、終値251円高と3日ぶりの反発。
高値引けで日足は2日連続での陽線。
明らかに木曜安のリズムは木曜高の変化してきた。
これで今年の木曜は7勝16敗。
木曜日2連勝となった。
東証1部の売買代金は2兆34億円で4日ぶりの2兆円台回復。
値上がり1,711銘柄、値下がり375銘柄。新高値31銘柄、新安値65銘柄。
騰落レシオは98.98。
25日線(21,041円)からは1.4%のプラスかい離。
200日線(21,645円)からは1.4%のマイナスかい離。
75日線(21,406円)は手が届きそうなところまできた。
空売り比率は44.9%で74日連続40%超。
日経HVは14.0、日経VIは14.95。
日経平均採用銘柄のPERは11.94倍でEPSは1,787円と高水準キープ。
PBRは1.06倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比50円安の21,210円。
高値21,300円、安値21,075円。
トランプ米大統領と習近平中国国家主席の首脳会談は午前11時半からの予定。
トランプ大統領は「会談で通商合意を得ることは可能。
しかし物別れに終われば中国製品に追加関税を発動する」とコメント。
結果の如何を問わず「後場は相場が混乱の可能性」という指摘もある。
所詮セレモニーと考えれば付和雷同しないことが肝要か。
先週末終値は21,258円。
週足陽線基準は21,285円。
月足陽線基準は21,410円だから月足は反発した陽線となろう。
13週線(21,404円)が欲しい週末。
ボリンジャーのプラス1σが21,308円、プラス2σが21,576円。
気学では「初め高いと反落する、吹き値売り方針の日」
来週月曜は「突っ込み買いの日。悪目あれば買い方針良し」
米中首脳会談に紛れて月曜の日銀短観などほとんど話題にもならないのだろう。
NASADQ続伸とダウ輸送株指数大幅高とSOX指数の上昇。
本来は東京市場の上昇要因。
為替が少し邪魔した格好だ。
約1.5兆円の配当支払い日なのだが…。
大幅高の特異日、鬼宿日だが、木曜高へのリズムの変化でアノマリーが効かくなっているかも知れない。

大和のクオンツレポートは「パッシブ型ETFの決算日における分配金拠出」
結論は今年7月は現物約3,300億円、先物約3,000億円で合計6,300億円のポジション解消売りを想定。
理論的には7月8日に1,500億円、10日に約1,800億円の現物株 の売りが発生と想定。
先物は7月8日に1,300億円、10日に約1,700億円のポジ ション解消売りが発生と想定。
内訳は…。
現物株では7月8日にはTOPIXが約400億円、日経平均が約1,100億円。
7月10日にはTOPIXが約1,500億円、日経平均が約300億円。
合計で約3,300億円だ。
先物では7月8日にはTOPIXが約500億円、日経平均が約800億円。
7月10日 にはTOPIXが約1,500億円、日経平均が約200億円。
合計で約3,000億円のポジ ション解消売りが想定されている。

一方で欧州投資家が新下期入り。
新規資金が振り向けられる期待感は大きい。
海外投資家の日本株買いの季節性を見ると、7月は外国人買いが積極化することが多いのがアノマリー。
「その後のバケーション・シーズンを前に買い切ってしまうためか8月以降の外国人買いは沈静化。
日経平均の季節性をみても8月初頃が一旦の佳境場面になりやすい」という声もある。

NYダウは10ドル安の26,526ドルと4日続落。
NASDAQは57ポイント高の7,967ポイントと続伸。
S&P500は11ポイント高の2,924ポイントと5日ぶりの反発。
ダウ輸送株指数は131ポイント高の10,308ポイント。
SOX指数は1.47%上昇。
VIX指数は15.82と低下。
3市場の売買高は61.4億株。
225先物CME円建ては大証日中比50円安の21,210円。
ドル建ては大証比40ポイント安の21,220ポイント。
大証夜間取引終値は日中比70円安の21,190円。
ドル円は107.77円。
10年国債利回りは2.015%。

225先物は野村・GS・JP・松井・パリバ・ドイツが買い越し。
アムロ・ソジェン・三菱・バークレイズ・モルスタが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・ドイツ・ソジェン・メリル・UBSが買い越し。
JP・みずほ・モルスタ・アムロが売り越し。

テクニカル的にはJPHD(2749)、鳥貴族(3193)、
クスリアオキ(3549)、LIXILビ(3564)、
関電化(4047)、希元素(4082)、エア・ウォータ(4088)、
メディカルシス(4350)、日特塗(4619)、エンJP(4849)、
クミアイ(4996)、富士興(5009)、JXTG(5020)、
黒崎播磨(5352)、共英製鋼(5440)、大和工(5444)、
古河電(5801)、ツガミ(6101)、ディスコ(6146)、
一蔵(6186)、平田機工(6258)、タツモ(6266)、
酉島(6363)、ダイキン(6367)、木村化工(6378)、
ミネベアミツミ(6469)、前澤工業(6489)、安川(6506)、
日電産(6594)、IDEC(6652)、星和電(6748)、
航空電子(6807)、アドバンテスト(6857)、ウシオ(6925)、
日セラ(6929)、重工(7011)、日車両(7102)、
Casa(7196)、KYB(7242)、ノーリツ鋼(7744)、
任天堂(7974)、因幡電産(9934)が動兆。

◇━━━ カタリスト━━━◇
and factory(7035)…動兆
and factoryに注目する。
同社は同社は出版社と協業した漫画アプリなどの展開とIoTを活用したホテルの企画開発、サービス支援が中核。
「日常に&を届ける」をテーマにした「スマートフォンIdeaカンパニー」だ。
マンガアプリは高成長を維持。
&ANDHOSTELが安定した収益を確保し業績は好調。
今8月期は前期比60%の増収、40%の営業増益見通しだ。
人々の生活を変えるアイディアをテクノロジー使って実行することが同社の使命だ。
(3,940円)

チャート

http://www.stockweather.co.jp/sw2/detail.aspx?code=7035

◇━━━トラッキング━━━◇
…7%上昇はタッチ、5%下落はロスカット
6/07◇日東工業(6651)1,896円→2,039円 タッチ
6/10◇EMネットJ(7036)6,750円→6,110円 タッチ
6/12☆大崎電気(6644)700円→707円 堅調
6/13◆upr(7065)4,270円→3,890円 ロスカット
6/14★エボラブル(6191)2,494円→2,340円 調整
6/17☆昭和電工(4004)3,090円→3,210円 堅調
6/19◆メディアドゥ(3678)3,315円→3,025円 ロスカット
6/20★セグエG(3968)1,430円→1,425円 調整
6/26☆応化工(4186)3,190円→3,315円 堅調
6/27★ハウテレビ(7064)3,120円→3,115円 調整

 

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